2017年10/6(金)
割合
「500円で仕入れた品物にa%の利益を見込んで定価をつけました。定価はいくらになりますか?」
という問題に即答できる中学生がどれぐらいいるのでしょう。
すでに中学1年生も文字式を習い終えているので答えられるはずです。しかし、私の感覚では中3まで含めても半分の子も答えられないと思います。
割合の基本的な問題です。でもできません。この問題が分からないのに兵庫県の入試問題など歯が立つわけがありません。
なぜこのような状態になってしまうのでしょうか。
その原因は小5で初めて割合を習ったときにさかのぼります。
小5にとって割合はとても難しい単元です。中には難なく取り組める子もいます。でも今まで算数は得意だと言っていた子でもつまずきやすい単元です。算数・数学が苦手な子はほぼ100%割合が苦手です。
小6以降でも割合を利用する問題は出てきますが、小5でつまずいた子は常に解けない状態が続きます。学校でも出てきますが、小5の頃のようにいちいち一から教えてくれません。あくまで文章題の一部としての扱いです。
ですから小5の時にある程度ものにしておかないとずっと足を引っ張り続けます。もちろん何年生であっても塾ではしっかり指導をしようとはします。でも文章題の1パターンにすぎない割合にたくさんの時間を割くことが難しいです。それに小学校のころから通っていて説明するまでもない子もいるので、同じクラスで授業をするとそういう子たちとどうしても理解度に差が生じてしまいます。
みそら塾では小5生に対して割合を徹底的に指導します。時期としてはちょうど今頃からです。
あとは小6で習う速さです。この二単元が得意といえるまでになれば数学で困ることは考えづらいです。
どこの塾さんでもそうかもしれませんが私は学校とは全く違う指導方法をとります。それは中学を見据えているからです。これから気合を入れて小5生に対して指導していきます。今年度に入ってからずっと書いているのですが小5生のみ生徒数が少ない状況ですので是非入塾をご検討ください。
2016年11/19(土)
師匠
2012年9月5日の日記「心のよりどころ」で書きました、師匠について再度書かせていただきます。
あの日記を書いてもう4年も経ちました。先日、久しぶりにO先生に会いに行きました。
久々にお会いしましたが予想通り何も変わっていませんでした。前は「あと数年で引退や」みたいにおっしゃってましたが、やはりその気はなさそうです。
生涯一講師というスタンスで最後までやり通すそうです。O先生がやめる時がその塾を閉める時です。
今62歳です。62歳で塾にいる全ての生徒を一人で全教科教えているのもすごいですが、なんと今年は灘中の受験者がいるそうです。甲陽もいるそうです。
元々、中学受験を得意としている先生ですが、例年は六甲や関学、神大付属辺りを目指すお子さんが多いです。灘や甲陽レベルを目指す子は、同じ目標を持つライバルの多い大手に行くのが自然の流れだと思います。
灘、甲陽は明らかに他の学校とは問題のレベルが違います。毎年、灘レベルを教えていないとそう簡単に対応できるものではありません。もちろん大手では灘中コース専門の講師が科目ごとに配属されています。
例年では教えていないようなハイレベルの生徒を全教科教えるというのは想像できないぐらい大変なことです。予備校の超有名講師でも教えるのは1教科だけなのが普通です。
今そういう生徒を教えているので、この1、2年で脳が活性化したそうです。
3人だけのクラスを作り、毎日指導をし、日曜も正月さえも1日も休みを取ることなく、受験まで突き進むそうです。
進学塾では元旦から授業をするのも割と普通ですが、それを個人でやるというのは凄すぎます。また、通う側の視点からすれば大手より費用も格安で、超少人数クラスで見てもらえるので、とても良い環境だと言えます。ライバルが少ないというデメリットはありますが、模試などを受ければ自分の位置は確認できます。
勝手に紹介してしまっておりますが、中学受験で上位校を狙うのであればお勧めします。芦屋市にありますのでご興味のある方は私が紹介をさせていただきます。ちなみに塾名で検索しても出てきません。長年進学実績を出しながらホームページを持たない、今時珍しい塾でもあります。
と、ここで紹介しても仕方がないのですが、それぐらい素晴らしい先生です。
みそら塾でも中学受験をする方がいらっしゃいます。うちでニーズを満たせる場合はもちろんうちで見させていただきます。
・・・追記。
この日記をご覧になられた方からお問い合わせをいただき本当に紹介させていただきました。西宮の方です。
学校でまともに授業を受けられず、その学年の知識が全くないような状態でしたが、先日O先生に伺った話では難関私立を目指して毎日頑張っているようです。
2016年10/13(木)
やる気
「やる気がない」
やる気がないといってもそれには様々な要因があります。
一番大きな要因は「学校の授業が分からない」「ついていけない」ということではないでしょうか。
小学校1年生でも関係ありません。その子を直接教えていない限り、いつついていけなくなるかなんて傍から見ていても分かるものではありません。
そしてついていけない期間が長くなればなるほど、やる気を失っていきます。当然です。自分が分かっていなくても授業は進んでいきますし、今まで取れていた点数が取れなくなってきます。早急に立て直さないと、「いくら頑張っても、無理なものは無理」と諦めてしまいます。
「差」はあって当然です。みんなができていても自分だけできないということは当然あります。そうなった時にどう対処するかが大切です。「まだ○年生だから」とか「上の子は苦労しなかったのに」とか言っている場合ではありません。
ついていけない授業を何時間も受けさせて、出来もしない宿題を無理やり提出させるようなことは、子どもにとって非常につらいことです。このような状態ではやる気が出る方がおかしいです。
また、点数がある程度取れているのにやる気がない場合もあります。
目標を見つけるのが一番ですが、これといって目標がない場合難しい問題です。
「勉強が嫌い」「遊んだり、のんびり過ごしたい」
誰でも思うことです。
勉強の必要性を訴えても効果がないこともあります。
やはり点数を取ることに喜びを感じてもらわなければなりません。100点が取れて嫌な気持ちになる子はいません。クラスで1番になれたら誰だって嬉しいはずです。
急にそこまでにはなれないのなら、小さな目標を設定してあげることが大切です。
例えば40点が50点になったとします。そこで大げさにでも褒めておかないと、もうそこから頑張らなくなってしまう子がいます。「前より上がったからいいや」と思ってしまいます。「これ以上は自分には無理や」と思ってしまいます。
そこで本気でほめて、次は60点を目指そうという気持ちにさせることが大切です。
点数を取る意識のない勉強は、見ていて、本当に時間を無駄にしているなと思います。やれと言われたからやるだけ。宿題が出ているからやるだけ。分からない問題は答えを写すだけ。これでは伸びるはずもありません。でもこういう勉強をしている子が非常に多いです。勉強が嫌いなら、いかに効率よく短時間で済ませられるかを考えたらいいのにと思います。
最後に、成績が良いのにやる気がない子もいます。この場合が実は一番対応が難しいかもしれません。「100点取ってもやる気が出ない」そう言われると厳しいものがあります。
何か個人的な理由があればそれを取り除いてあげればよいですが、それもないとなると・・・。今までの経験ではあまりないケースですが、苦手な子にとっては贅沢な悩みでもその子にとっては切実な問題です。
何とか良い方向に持っていけないかと考え、対話を繰り返します。話をしていく中で何かがきっかけになれば良いです。
今回は、一言にやる気がないといっても一人ひとりによって理由が様々あり対処の仕方も違うということをお伝えしました。
2016年8/14(日)
書き順
漢字を勉強するとき、普通は書き順を見ながらその通り書いて覚えようとします。
漢字が苦手な子はだいたい書き順が適当です。小学校低学年のときに書き順を守る癖をつけておかないと後々、大変な目にあいます。
小学校で習う簡単な漢字の書き順さえきっちり覚えておけば、難しい漢字になっても大抵は確認しなくても分かるようになります。
漢字に関しては言わずもがななので、これぐらいにしておいて、本題に入ります。
数学が苦手な子へ。
計算の書き順を守りましょう!
「数学が苦手です」「勉強してるのに伸びません」「塾に行けば伸びますか?」
このようなことをよく言われますが、その子の計算の様子を見ていると、おかしいことだらけです。分数は分母から書いても分子から書いてもどっちでもいいと思ってるのかもしれません。でもそういう子はだいたい分数が苦手です。
方程式に至っては計算の途中で右辺から書く人がいます。
順番に書いてと言ってもあってるからいいやんと言われます。答えさえ出せればいいと思っているのでしょう。そういう子はちょっと複雑になると途端にできなくなります。
「どうやったら伸びますか?」
一番よく受ける質問です。
「言うことを聞いてください」とお伝えするしかありません。言うことといってもこの程度のことです。でもなかなか聞いてもらえないのが現状です。もちろん聞いてもらうためにこちらも努力をしていきます。
現時点での学力や成績がどうであれ、言うことを聞いてくれる子はよく伸びます。「分数は分母から書いて」この要望にすら答えてくれない子は伸ばすのが難しくなります。それでも伸びる子はいますが言うことを聞いてくれたらもっと伸びるのになと思います。
2016年6/20(月)
人は2種類のタイプに分かれると思うのです
あまり塾や教育と関係ないことなのですが。
人は2種類のタイプに分かれると思います。
人にされて嫌だったことを他の人にするタイプと、しないタイプです。
このことについていつか書こうと思っていたのですが今書きます。
例えば、部活の先輩から厳しくされ嫌な思いをしたとします。でも同じことを今度は後輩にします。されてきたことだからするのが当然という考えです。部活の悪しき伝統みたいなものはなくなりません。でも、どこかの代のみんなが「嫌やったことを後輩にするのはやめよう」となればそこから変わっていくのかもしれません。
私の周りは割とそういう環境でした。自分の代で罰トレ(しごきみたいなもの)がなくなったりしました。
あと、昔見ていた生徒と話していたときのこと。すごく厳しい家庭に育った女の子で、うろ覚えですが、門限が高校生で18時ぐらいでした。親御さんの考えもあるし、それ自体を否定する気はありませんが、その子はそのことがすごく嫌だったそうです。
私はその子に聞きました。「○さんに子どもができたら自由にさせてあげるん?」答えは、「自分が育てられたのと同じように育てる」でした。
そのニュアンスが、されたことだからするのが当たり前だと言わんばかりでした。
どちらが正しいか私には分かりませんが、私はいくら正当性があったとしても、自分が嫌だったことは人にしたくはないなと思っております。
2016年5/21(土)
間違えること
今回は間違えることについて書きます。
間違えることは悪いことではありません。でも間違った問題を、答えを写して終わりにしている子が非常に多いです。これは何の意味もないどころか、時間とテキストの無駄なので、本当に残念です。せっかく机に向かっているのに伸びることはありません。もしこのやり方で満足しているのであれば、これをやめるだけで確実に今より成績が上がります。
学校の課題など、全部埋めて提出しなければならないもので、時間がなくてとりあえず写さなきゃいけないという状況ならまだ分かります。いや、そんな状況自体望ましくはありませんが。
でも塾でそれをするのは本当に無意味です。塾は本来、学校の授業だけでは足りないから通っているはずです。そのプラスアルファの部分で答えを写すというのは残念すぎます。
あと、間違えから学ぶ姿勢がない子もいます。こちらからすればその子が間違えないような課題を与えることは時間がもったいないのでしたくはありません。間違った問題を修正するから成長します。100点が取れるものばかりやらせても意味がありません。なのに、とにかく間違えるのが嫌だと思っていたり、たくさん間違えると落ち込んでしまう子がいます。たくさん間違えたときはたくさん身に付けるチャンスになるはずです。
間違えることを恥ずかしがったり、直しをいい加減にして次々進もうとする子は考え方を変えるだけで伸びが良くなるはずです。
うちの生徒を見ていると、伸びる子はやはりこの辺りのことがちゃんとできています。うちの生徒に勉強ばかりやっている、いわゆるガリ勉タイプの子はほぼいません。意識・取り組み方が良い子が順調に伸びていきます。
2016年5/18(水)
繰り返し
新しいことを教えるとします。
身につくスピードはその子によって全く違います。
1回でできる子→めったにいません。相当かしこいです。公立トップ校なら余裕で行けるでしょう。
2,3回繰り返せばできる子→小中学校であればかなり上位にいるはずです。
5回繰り返せばできる子→平均的な子です。
10回繰り返せばできる子→時間はかかりますが、できるようになるので頑張り次第で伸びます。
10回繰り返しても定着しない子→それでもやり続けることでいつかは身に付きます。
本人や保護者様は相対的に評価することが難しいので、子どもがどの状態なのか分かりにくいものです。ご質問いただければ正直にお伝えしますが、私もこのことについてはっきりお伝えすることをためらってしまいます。「10回教えても身につきません。」とはお伝えしにくいので。
しかし何回やれば身につくかはその子によりますし、それは個性ともいえることですので理解しなければなりません。子どもの身につくペースを理解せずにいると、無理なことをさせたり、叱ったりしなければならなくなります。
私は「できる・できない」では怒らずに、態度が悪かったり、言うことを聞かなかったり、周囲に迷惑を掛けたりすることに対して厳しくします。
身につくまでに必要な反復数は人によって違うので、差がありすぎる子が同じクラスで勉強してもはかどりません。できる子は手持ち無沙汰になりますし、できない子はいくら待っても時間切れになります。その時間切れになった分を自宅で補完すればよいのですが、時間がかかる子には大変なことです。
だからその子に合わせたペースが必要になります。辛抱強く繰り返せばいずれ身につくスピードが早くなってきます。それも人によりますが、繰り返しが必要な子は繰り返す以外近道はありません。
これは何も勉強に限った事ではありません。ダンスの振り付けでも一回見ただけで覚えてしまう人もいるでしょう。でもできない人は何回も練習するしかありません。
勉強は避けて通れないので、苦手な子には大変なことです。教える側としても一回で分かるような子を教えるのは非常に楽です。でもみそら塾ではそういう子はごく少数ですので、何回もしつこくやることを大切にしております。そうすることで確実に伸ばしていければと思います。
2016年4/29(金)
市立西宮
みそら塾の最寄りの高校は市立西宮高校です。うちは近所の方がたくさん通われているので、市立西宮も近所にあり、通いやすさという面でも当然みなさんの行きたい高校の一つになります。
ただ言うまでもなく、地域で一番レベルの高い高校であり、距離的には近くても学力的には遠い高校だと思われている方も多いです。
そして、実際に2016年度の大学入試結果も素晴らしいものです。どんどんレベルが上がっているように見えます。
こういうものを見てしまうとより遠くに感じてしまうかもしれません。
しかし実際うちから市立西宮・市立西宮東・県立西宮に合格した子のことを考えると、「勉強ができる・できない」という差よりもどれだけまじめにやったか、とかどれだけ内申点を上げられたかが大きいように思います。
学習能力だけを見たらそんなに差はないのではないかと思います。実際、実技科目で「4」や「5」が取れなければ英語や数学が「5」でも市立西宮に行くのは難しくなります。でもそれは頭の良さとはあまり関係がありません。
でも実際、市立西宮の子は大学入試で素晴らしい成果を出すようになってきています。
なぜかというと、勉強をするための「環境がよい」からではないでしょうか。実技科目も含めて真面目にやってきた子達の集まりです。みんな頑張っているのだからやるのが当たり前という空気になります。だから中学の時にはそんなに差がない状態でも高校を卒業する頃には他の高校に行く以上に学習能力が鍛えられます。
別にどこへ行っても自分が頑張ればよいのですが、人は周りの環境に影響を受けやすいものです。だからこそ自分が身を置きたい環境を選ぶことが大切です。
市立西宮は、行ったら勉強ばかりしなければならないと思われて敬遠される方も多いですが、そういう環境を得たいのであれば是非目指すべき高校だと思います。
もちろん勉強は大変ですが文武両道で頑張っている子達がたくさんいます。
2016年2/6(土)
F君
2014年入試結果に載せている市立西宮に行ったF君のお話です。
彼は中3の9月に塾に来ました。それまで塾通いをしたことがありませんでした。
成績はオール4ぐらいでした。英語はずっと4でした。
冬頃になって当初の志望校を上方修正して市西にし、すんなり合格することができました。
入塾前の状態から市西に合格できたことも喜ばしいことですが、それよりも短期間でかなり伸ばすことができたので、その後にも期待が持てる子でした。
高1の7月の進研模試で英語の偏差値は65でした。
そして高2の11月になって偏差値が75にまで伸びました。
素晴らしい伸びです。市西のレベルは年々上がってきています。特に英語のレベルが高いと言われています。
その中でかなりの上位に入ってきました。
部活をやりながらですが本当に順調に伸びてきています。英語はコツコツやることが大切です。このまま頑張れば阪大や神大を狙えることでしょう。
高校になっても高1からある程度頑張ることが大切です。大学入試は私立中高一貫校の生徒と同じ土俵で戦わなくてはなりません。中高一貫校では公立の1、2年先をやっています。そのハンデはコツコツやることでしか縮めることができません。最後の一年思い残すことがないように頑張って欲しいです。
そして市西を目指している中3生へ。
もちろんまずは合格することが大切です。でも当然のことながら入ってからの方が頑張らなければなりません。市西合格をゴールとするのではなく、勉強に対しての意欲を持ち続け、戦い続けるという覚悟が必要です。勉強をやらされているという意識では3年間持ちません。3年後の今はもうセンター試験も終わっています。
今受験があるから勉強をするというのではなく、しっかり前を見据えて頑張って欲しいですね。
・・・追記。
2018年現在、F君は大阪大学に通っており、うちで講師をしてくれております。
2015年10/14(水)
個別指導塾で1教場当たりの生徒数ナンバーワンの塾の話
私がこの塾の名前を出していいのか分かりませんのでM塾とさせていただきます。今回はこの塾のお話をさせていただきます。
M塾さんは校舎数はたくさんありますが、タイトルのとおり個別指導形態の塾のなかで1教場当たりの生徒数がナンバーワンです。それもダントツです。ちなみに近畿圏には校舎はありません。
私はあまり他塾に興味を持ちません。なぜなら自分の思いを体現するために個人でやっていますので、よその塾さんを気にしても仕方がないからです。他塾を参考にし真似をしてしまっては個人でする意味も失われてしまいます。
それでもなぜ書くかというとM塾さんの方と接する機会があり、内容について納得できる、同意できる部分がたくさんあったからです。数ヶ月に1回、社員の方とお話させていただいています。わざわざ駅から遠い場所にあるうちに足を運んでいただいております。
M塾さんは規模が大きい塾ですがこの少子化の時代にどの校舎でも成功を収めている素晴らしい塾です。その理念も一貫しており分かりやすいものです。
私が理解している部分で例を挙げますと・・・
①塾に求められているものはたった2つ。成績が上がること。通うのが楽しいこと。
②教材にはとことんこだわる
③指導をマニュアル化する
④むやみに規模を拡大しない
⑤無駄を排除しコストを抑える
⑥振替授業・保護者懇談は基本的に行わない
⑦教室長も授業を行う
⑧生徒の学力層を絞る
まだまだあるでしょうがとりあえずこんなところです。もし仮に私が塾の多店舗展開を目指すのであれば真似したくなるようなことばかりです。それだけ共感できることがたくさんあるということです。
まずM塾さんは聞いて私も驚きましたが1教場当たりの生徒数がすごいです。それだけのシェアをその地域で獲得しているということです。後は上記の番号順に書いていきます。
①塾に求められているものはたった2つ。成績が上がること。通うのが楽しいこと。
これは私も同じ考えです。どちらがかけてもいけません。一見、相反するように思えることを提供するのは難しいことですが、これは常に意識すべきことだと思います。特に勉強が苦手な子は塾に通いたがらないものです。通うことが楽しければその苦痛も和らぎます。
②教材にはとことんこだわる
オリジナル教材へのこだわりを伺い、そこまでしなくても・・・と思うほどでした。ここについては膨大なコストをかけておられるようです。
③指導をマニュアル化する
なぜ教材にこだわるかというと、指導をマニュアル化するのが一つの理由です。どんな講師でもこの教材を使うことで一定水準の指導レベルが保たれます。
④むやみに規模を拡大しない
各校舎の生徒数はすごいですが拡大のスピードはそこまで早いとは感じません。ただ規模を拡大すればよいという考えではないことが分かります。
⑤無駄を排除しコストを抑える
塾の存在意義である「成績を上げること」に直接関係のないことに対してのコストは抑える。
「別に設備がそこまで整っていなくても勉強はできるし成績は上がる」とのことでした。その通りだと思います。保護者様は塾の設備や宣伝費用のためにお金を払っているわけではありません。
⑥振替授業・保護者懇談は基本的に行わない
膨大なデータの蓄積から「振替授業を行っても成績は上がらない」とのことでした。振替授業を行うことはコストがかかります。その割に成果が出ません。
これは半分納得できます。伸びる子は休まず塾に来るものです。でもどうしても休まざるを得ない場合に関しては振替をする必要性も感じます。
保護者懇談を行わないということに関しても、まずコスト削減につながりますし、保護者とお話したからといって成績が上がるわけではありません。これも半分納得できます。私は個人でやっているので保護者様とのコミュニケーションも大切にしたいと思っております。
⑦教室長も授業を行う
生徒の成績を上げることに関係のない雑務を減らすことで教室長や社員も授業に入ることができます。これは素晴らしいことです。普通ではなかなか考えられません。個別指導塾では教室長は教室管理に忙しくてなかなか授業ができるものではありません。
⑧生徒の学力層を絞る
これも賛否両論あるでしょうが、30点~60点ぐらいの子の成績を上げることに焦点を置いています。授業料のキャッシュバック制度もあるので、必ず上げるという強い意志があります。あまりに伸ばすことが困難だと予想される場合に関しては入塾できないようです。
まだまだ書きたいことはありますがこれぐらいにしておきます。一貫して成績を上げるということにこだわっていらっしゃいます。そして成績を上げることに直接関係のないことへの経費を減らし、授業料もリーズナブルです。流行るのも納得の塾さんです。
私は規模を拡大するつもりがないので全く違うスタイルですが共感できる部分がたくさんあったので書かせていただきました。
2015年10/14(水)
東大理科Ⅲ類に兄弟3人を合格させたお母さんの話
「受験に恋愛は無駄」などの発言が物議を醸しており、ニュースにもなっております。
「子どもは親の所有物じゃない」「本当に子どもの意思なのか?」などの批判的な意見もあります。
いろいろ思うことがありますので少しだけ意見を書かせていただきます。
細かい内容はネットで検索していただければ出てくるので割愛します。
まず私は単純に「すごいな」と思います。何で東大の理Ⅲを目指したのかは分かりませんが、結果を出したことに関しては素晴らしいとしか言いようがありません。
大抵の人は行こうとも思わないと思いますが、当然ですが行こうと思っても行けるわけではありません。
しっかりレールを敷いたお母さんは素晴らしいです。それが強制的なものでなければさらに素晴らしいですね。
今メディアに露出しているのも、注目するだけの結果を出しているからであり、そこに人が集まるからです。講演会や書籍などの活動もされているようですが、参考にすべきところも多々あるのではないでしょうか。
何に対しても言えることですが、このお母さんの方法も、無数にあるしつけや教育への考え方の一つなので、否定するのはナンセンスです。参考にしたいと思えば参考にすればよいし、違うと思えばほっとけばいいです。
でもやっぱり思うのは親のしつけ・教育が子どもの学力に影響を与えるということです。子どもは中学生になり部活をやりだすと間違いなく時間がなくなります。そこから挽回するのは大変なので、その前の12年間をどう過ごすかが大切だと思います。別に超一流大学が目標でなければ勉強ばかりさせる必要もありません。
また、恋愛に関しての話ですが無駄かどうかは正直分かりません。
例えば浪人して恋愛をせず勉強漬けになることは人生においてマイナスなのでしょうか。親の意思で恋愛させないというのはどうかとも思いますが、恐らく本人が納得してのことでしょう。そうでなければ、道を外すことなく超一流大学まで進学することは難しいです。
ただ言えるのは何かを犠牲にしなければ手に入らないものもあるということです。ちょうどラグビーのワールドカップがありましたが、選手は「4年間の全てを捧げた」、「家族を犠牲にした」とコメントしてました。そしてたくさんの人がその姿を見て感動しました。
東大理Ⅲに入ればたくさんの人の役に立つ人材になれる可能性は高いでしょう。その入口に入る手助けを、このお母さんは自分を犠牲にし行ってきました。それが親のエゴでなければただ単純に讃えられることだと思います。
2015年10/9(金)
組体操
ニュースにもなっていますが組体操のピラミッドなどでは怪我が発生します。ニュースにならないようなものも含めると、ものすごい数の生徒が怪我をしているのではないのでしょうか。
私が学生の頃はせいぜい5段ぐらいだったはずなのですが、知らないうちに10段ピラミッドとかやっているところもあるのですね。
個を重視するこの時代に団体で困難なことを成し遂げる、時代に逆行しているような気もしますが、間違いなく難易度が高いほど感動を呼びます。
ですが私は危険なことをする必要はないと思います。なぜなら体育の授業の一環であり、授業自体まじめに取り組まない生徒というのが少なからずいるからです。有志を募って行うのならまだしも、誰もが参加せざるを得ない状況で怪我のリスクのあることをさせる。これはダメでしょう。
本当にみんなが一致団結して協力し合い、怪我のリスクも理解した上で取り組み、その結果怪我をしてしまったのなら、まだ納得できる部分があるかもしれません。でも、ふざける子がいる中でまじめにやっている子が被害を受けることも考えられます。また、男の子というのはつらい状況下でも弱音を吐きたくはないものです。できるだけ我慢をします。運動や体力に自信のない子もいます。体の大きさだけで土台になったりもします。一生の思い出になる子もいるかもしれませんがトラウマになる子もいるかもしれません。
成功すれば素晴らしいし感動もします。普段なかなか経験できないことでもあります。でも別に生徒はパフォーマーではありません。あくまで授業の一環という位置づけでほどほどにして欲しいと思います。
2015年10/9(金)
勉強以前の問題
主に小学生を対象としたお話です。
みそら塾は、というよりどの塾でもそうだと思うのですが、勉強を教え、できるようなってもらい、できるだけスムーズに学生の階段を登っていっていただくのを目標としております。
学生の時期は勉強だけではなくいろんな経験ができる時期です。でも勉強はついてまわります。「できない、分からない」と余計に嫌になってしまうのでそうならないようにしていきたいです。
ですが、これは塾が教えるべきことなのかな、と思うことがあります。
例えば、鉛筆の持ち方。
多少癖があってもそれを個性と認めることもできなくはないですが、見るからに書きにくそうにしていて、無駄に筆圧がかかったりしてすぐに疲れてしまう子が多いです。
当然、勉強の効率が落ちるので注意はします。が、直りません。そりゃそうです。1週間の大部分を塾以外で過ごしますし、目を離すと元の持ち方に戻っているので、注意してもきりがありません。
やたらと早い時期からシャーペンを使っている子も多いです。ポキポキ折るし、消しゴムで消えにくいし、そもそも消しゴム自体も消えにくいものを使っている子も多く、さらに、シャーペンをすぐに分解しだします。
そういうところを改善していただくだけで、進みがよくなるはずなのですが、そこをうるさくお伝えすることは塾の役目なのかな、と思うこともあります。
また、椅子に1時間も座ることができない子どもが多いです。座って鉛筆を持たなきゃ、指導が始まりません。
学校にはしつけという役割もあるのかと思いますが、塾に鉛筆の持ち方や文房具の使い方、椅子に座らせるなどの指導を求められているのかは正直なところ分かりません。
求められているのであればやっていきたいことではありますが、いずれにしてもこれらは塾にいる間だけできていても意味がないのでご家庭の協力が不可欠です。
塾で指導を受けることは成績を上げるために大いに役に立つこととは思いますが、勉強以前の問題を改善することのほうが成績を上げるための近道になるかもしれません。
2015年10/1(木)
ある中学校での話
ある中学校の定期テストでのお話です。
ある塾が予想した問題と全く同じ問題が定期テストで出たそうです。
全く同じ問題を予想できたことは素直にすごいなと思います。
しかし、そのことが教師に漏れ、全員のテスト問題は回収され、その問題は全て無効になったそうです。
その話を聞いていろいろ考えさせられました。
保護者や生徒からしたら定期テストの問題を予想してくれる塾は魅力的に思えるかもしれません。
でもぴったり同じ問題が出たとしてそれが何の意味になるのでしょうか。それで得た何点かで、もしかしたら5段階の評定が1つ上がるかもしれません。でもそれでよい成績になったとしてもその子の実力ではありません。本当の実力が分からなくなるようなことはしなくてもよいのではないでしょうか。
予想問題を暗記するような勉強ではなく、決められたテスト範囲をくまなく勉強することの方がよほど大切なことです。
評定が良くないと偏差値の高い高校に行けないのかもしれません。
でも予想問題を暗記するというような勉強をさせることは、地道な努力を怠らせることにつながるかもしれません。
そして対策を練ってせっかく当てたのに、回収されるという結末。その問題が無効になったということは勉強した人もしていない人も同じ評価になったということです。
なんだかなぁ・・・。学校の勉強というものは成績をつけるためにしているのでしょうか。たとえそうだとしても問題を当てられたからといって学校側はいちいち対応するのではなくもっと他にやることがあるのではないでしょうか。
塾が結果を求められるのは当然です。予想問題が当たればよい結果も出るでしょう。でももっと大切なことはその子が長期的に頑張れる環境を作ることだと私は思います。
テスト範囲のことをやればそれなりに点数は取れるものです。
そもそも点数が低い生徒に予想問題をやらせる意味を感じません。
予想問題を暗記することより基礎を身につけることの方がよっぽど重要なことだと思います。
2015年7/8(水)
学習障害
私が子どもの頃、学習障害という言葉を知りませんでした。いま子どもが大きくなった世代、もしくは子どもがいない人たちにはあまり馴染みのない言葉なのではないのでしょうか。
塾講師という仕事をしていても正直なところあまり詳しくありません。生徒や保護者様と関わるなかで知識を得ている面もあります。
学習障害とは「読む」「書く」「計算する」などの習得と使用に困難を示す状態を言います。日常生活に支障は出ません。
なんでも教えればすぐにできる子もいれば時間がかかる子もいます。それは個人差であり、教育環境の差であり、障害のある状態だとは普通は思いません。
私には子どもがおりませんが仮にできたとして、ちょっと他の子より覚えが悪いとか、なかなかできるようにならないと思ったとしても、まさか自分の子が学習障害というものに該当するとは思わないでしょう。
しかし今、それを検査する機関ができたのか、認知されてきたのかは分かりませんが、病院で調べることが割と一般的になってきているようです。
自分の子どもが学習障害であることが分かったとして、もちろん辛い思いをするでしょうが、検査をせず、知らずに接してしまうことのほうが怖いことだと思います。
親や教師はそうとは知らずに、「なんでできないんだ」と叱りつけてしまいます。塾講師である私自身にも当然これは起こりえます。というより私の方がきつく言ってしまうかもしれません。なぜなら成績を上げるために授業料を頂いているからです。その責任を全うするために結果が出ないのであれば厳しくせざるを得ないこともあります。
できる限りのことをやっても結果が出ず、保護者様から「もっとやらせてください。」と言われることもあります。
でも学習障害が原因であるとわかれば接し方が180度変わってきます。
その子に合った指導をするためにもこのことについてはしっかりと把握しておきたいものです。
2015年6/15(月)
期末テスト前
昨日は定期テスト前でたくさんの生徒が勉強しに来てくれました。席が足りなくなるかと思いました。合間に日記を書こうと思っていたのですがそんな時間もなかったですね。
見ていて思うことですが。
①友達とおしゃべりしてしまう子。
概ね静かでしたが一度しゃべりだすとなかなか止まないこともありました。塾でおしゃべりしてしまうぐらいなら自宅でするか図書館でも行ったほうがよいです。実際そうやって高得点を取ってくる子がいます。
②わからない問題を解消しようとしない子。
これは本当に多いです。丸つけして間違った問題は答えを写して終わり。これでは丸つけをする意味がありません。
あと、「答え合わせをすると答えを覚えてしまうからやり直しができない。」と言われました。この発言には割と衝撃を受けました。日頃から考えようという気がないのでしょう。解き方を学ぶ姿勢を身につけて欲しいものです。
③集中力が持たない子。
集中力には個人差があって当然です。今まで机に向かった経験がないのであれば少しずつ慣れるしかないです。ずーっと集中しないのではなく、集中力が切れたなら思い切って寝て、すっきりしてから短時間でも集中してください。
④どう考えても間に合わない子。
提出物をギリギリになってやっている子は点数が取れません。テスト範囲の内容を隅から隅までやってやっと80点~90点以上が取れるものです。全くやっていない部分があれば点数が取れないのは当然です。テスト前の塾の役割は「分からないことを教える」、「テスト範囲を全て学習した上でさらにやりたいという子に何か与える」ことだと考えております。
ネガティブなことを書いてしまいましたがそれでも今回はたくさんの生徒たちが来てくれ、しかも長時間やっている子も多かったです。テスト勉強は質も大事ですがまずは時間を使わなければいけません。
しっかり時間を使ってそれでも思うような結果が得られなければ、私の言うことに耳を傾けていただけたらなと思います。
