2020年11/11(水)
計算力
計算については何度もこのホームページで語っております。
計算が遅い子が多すぎるからです。
塾に来ている子でも遅いです。市西に行くような子でも遅い子がいます。
計算は幼いときに鍛えておかないとなかなか速くなりません。そうなると市西に行っても数学で苦労します。
計算の方法を知っているだけでは速くなりません。
効率よく解こうという意識がないとダメです。
例えば
12×18÷2という計算があるとします。小5で三角形の面積を習ったら、こういう計算をたくさんすることになります。
この計算でしたら、見た瞬間に答えを出してほしいです。
見た瞬間答えが出せる人と、筆算を2回やって求める人ではものすごい差が生まれます。問題をこなせる量が全然変わってきますので、その差は永遠に埋まらないと言っても過言ではありません。
12×9をしたら答えを出せます。12×9ぐらいは暗算で瞬間的に出してほしいです。よく暗算のことを勘違いしている人がいます。頭の中で解くのが暗算ではありません。頭の中で瞬間的に答えを出すのが暗算です。なので瞬間的に解けないなら筆算した方が良いです。暗算をしようとして固まってる子には、早く筆算してと言っています。
先に÷2をする訳ですが、そう教えてもやってくれない子がいます。効率よく解こうという気がない子です。そういう意識を改革していくことが計算力アップにつながります。ただ闇雲にやっていても速くならないということですね。
何度もお伝えしておりますが、基礎学力養成コースで計算力をアップしておいてから、授業形式に移行した方が効率よく学べるようになります。計算だけやっていても・・・、と思われる方もいらっしゃいますが、その計算すら手際よく出来ない子が非常に多いのです。
最近、何人か幼稚園の方が入塾されました。幼児コースについてはこのホームページでしか案内をしておりません。計算だけなら大手に通われる方も多いかと思います。うちでは計算と漢字をしっかりやっていきますが、そこからうまく普通の勉強に移行していきます。
2020年10/21(水)
ドミノ倒し
ドミノ倒しというおもちゃがあります。
ひたすら並べて並べ終わったら端っこから倒して最後までいけるかというやつです。
並べている間に何かの拍子で、倒れていっちゃうことがあります。あーーっとなります。私は子どもの頃将棋の駒なんかを使ってやっていた記憶があります。
全部倒れたあとにまた一からやってもいいのですが、できれば倒れきる前に止めて、少しでもやり直しを減らしたいと思ったものです。
算数·数学で言うと、答えが間違っていたら途中式まで全部消してしまう子がいます。端から見たら、もったいないなぁと思います。保護者様もよくそうおっしゃいます。保護者様も「全部消さないでいいから!」と言いますが、本人は、間違えたところを探すぐらいなら一からやった方がましだと思っているのか、頑なに消そうとします。
そういう子はドミノでも一部が倒れてしまったら、いっそのこと全部倒してまた一からやろうって思うのでしょうか?
算数·数学が伸びない子の特徴として、
○途中式を書かない
めんどくさがりです。
私もめんどくさがりではありますが、書いた方が最終的に楽なことを知っているので書きます。書かない子は、自分の頭の中だけで解けるレベルの問題しかできない子になります。そういう子は力があったとしても伸びが鈍化します。
もしくは書かなくても解けるレベルの問題しか解けない子になります。手順が何個かある問題はほぼ解けません。
得意ではなくても何かしら書いて考えようとする子は称賛に値します。
○途中式を書いても、間違えたら全部消してしまう
まず消すという作業が時間の無駄です。
合っているところまでやり直すのでさらに時間の無駄です。
間違えを探す努力をしないので、注意力や粘り強さが身に付きません。
そういう子が目の前にいるともちろん注意をします。ですが、「消さないで」と言っても消してしまいます。「そこね、」と話し出した瞬間に消してしまいます。
一番の解決法は苦手にさせないことです。いつ苦手になるか分からないので早めに手を打つことです。
あとは苦手というか苦手意識を持たせないことです。全然できない子でも言ったことは守ってくれる素直な子もたくさんいます。
苦手意識がなければ、そこまで頑なに消してしまうことはありません。そうならないためには、結果を見てとやかく言わないことです。
私を厳しいという子もいるかもしれませんが、結果に対しては何も言いません。本人なりに頑張っていたら例え予想外に低い点数でも「次頑張ろう」と言うだけです。普段の授業では色々と指摘をしますが、点数に対してのリアクションはあまりしません。
例えば60点という点数を高いと見るか低いと見るかは、その子によってやテストの難易度によって変わります。私が日頃から見ていて予想通りぐらい取れて「まぁまぁよかったやん」と思う点数でも、保護者様からみたら、「悪い」という評価になってしまうこともあります。他の生徒のことを知らないので相対的評価ができず仕方がない面もありますが、保護者様には是非前向きな声かけをお願いしたいです。
高校の数学はめちゃくちゃ式が長くなります。中学までに式を書く癖をつけておかないとかなり苦戦します。式を書いても汚くて見返せないようなレベルではダメです。
現在、日本での大学進学率は6割弱となっておりますが、この中で数学を入試に使う子の割合はかなり下がると思われます。高校になったら数学を捨てる子が増えます。捨てざるを得なくなります。進級だけできればオッケーという考えです。数学を捨てても有名大学に行く道はありますし、捨てることが悪いことだとは思いません。でも可能性を広げるために小中学生の頃から式を書く努力をしてほしいです。
2020年10/14(水)
点数が伸びない理由
前回の日記と似たような内容になるかもしれませんが、今回は点数が上がらない理由について書きます。
まず第一はその子に合った学習をやっていないということです。
塾に行っても成績が上がらない、もしくは下がっていく原因のほとんどはこれです。ついていけない授業に参加していてもそれはただ座っているだけで勉強になっていません。
授業の質の問題ではありません。どんなに良質な授業をしても、内容がその子のレベルに合っていなかったら何の意味もありません。子どものレベルには驚くほどの差があります。同じ学年でもものすごい差があります。それを理解せずに、ただ「〇〇高校に行きたいからこのコースで」などという選択をしてしまうと何年も無駄に過ごすことになります。
みそら塾では”その子に合った学習をさせる”という点に関しては徹底してこだわっております。
例え4,5人の少人数指導であったとしても学力差があったら教えられないという考えです。特に数学は無理です。生徒によって解くスピードが違うと、早く終わる子は退屈し、遅い子はいくら待ってあげても終わりません。そんな授業では進むペースが必ず落ちます。
その子に合った学習・授業であったとしてもなかなか成績が上がらないこともあります。
その原因は、”与えられたことをやらない”ということと”取りこぼしが数年単位に及んでいる”ということです。
塾講師は魔法使いではありません。指示したことをしない子の成績まで上げることはできません。それができてしまったら言うことを聞いて頑張っている子が報われません。
しかし、もちろんやる気がない、やってくれない子でも、声をかけて粘り強く指導します。それでも言うことを聞いてくれない場合は保護者様にも相談します。
取りこぼしが数年単位に及んでいるというのは、例えば、中学生で、1kmが何mか言えなかったり、円周の公式が言えなかったり、もっと言えば足し算・引き算で間違えまくったり、小学校で習う漢字が全然書けなかったりという場合です。
こういう場合、周りと同じぐらいしか勉強をしてくれなかったら平均点を取らせることも非常に難しくなります。
もちろんこのような場合でも、長期的視野を持ち粘り強くやっていきます。指示したことをしっかりとやってくれたら少しずつできるようになります。ですが、その途中段階で、稀ではありますが「塾に通わせているのに伸びていません。」と言われてしまうこともあります。
2020年10/10(土)
点数の上げ方
この土日は上ヶ原、平木のテスト前です。みんな黙々と頑張っています。数年前は自習に来ても友達に会いにくるのが目的みたいな子もいましたが意識が高まってきていますね。
今日は少し根本的なお話をします。
塾に初めて来る方などに特に言われるのですが、「分からない問題があるから前に進めない。分からない問題を教えてほしい。」
確かに講師は教える仕事です。質問してくれたら答えることはできます。でももっと大切なことはその一問の解説などではなく、その子に合ったレベルの問題を提示してあげることです。
学力のベースがある子に対して分からない問題だけを教えてあげることは非常に有効です。そういう子に対しての個別指導は無駄がなくとてもよい指導スタイルとなります。費用は少し高くなりますが高3に対してなどは1対1指導が合います。
でもベースがなく基礎ができていない子に、分からない問題を教えてあげても、絶対に自力で解けるようにはなりません。次の日には忘れています。
ですからその一問を教えてあげることではなく、どこから勉強し直さなければならないかを示し、長期的視野にたってじっくりと時間をかけて取り組ませることが大切になります。
よく保護者様はテストの点数を見て現状を把握されます。それしか判断材料がないので仕方のないことです。
しかし実際に教える立場にいると、その子が何点取ってくるかはだいたい想像がつきます。だからよい点数だったとしてもあまり褒めることはありません。その時は保護者様が褒めてあげてください。100点を取ってきたらさすがに褒めますし、私自身が指導していない子がいい点を取ってきたら褒めます。想定通り取ってきてくれたということで安心はしますが、それよりも普段の取り組み方が変わったりしたら褒めます。取り組み方が変われば自然と点数にも反映されます。
中には普段の出来はいいのにテストになると取れないという子もいます。ですがそういう子はまれです。テストになると点数が取れない子は実践力を鍛える必要があるのですが、その時間を週一回80分の授業で取ることは難しいです。ですから、普段の授業で基礎を押さえた上で講習の期間を使ってその子に合わせた補強を行っております。
英語・数学・国語は短期的にどうにかできる科目ではありません。数学の計算だけならまだ伸ばしやすいですが、常に90点や80点を取っている子に追いつくには、その子に必要なことだけに絞って無駄なく指導していく必要があります。それは塾講師にしかできない仕事です。
点数が上がらない要因として
●数年前からの学習内容に取りこぼしや覚えていないことがある
●勉強時間が少ない
●集中力がなく解くスピードが遅い
●学校の授業についていけないからやる気が出ない
●ただ机に向かうだけのような無意識的な勉強をしている
●何から手を付ければいいか分からない
分からない問題を教えることよりもこれらのことを一つずつ改善していくことが、成績を上げるためには重要なことです。
2020年5/25(月)
そろばんについて
そろばんについていつか書こうと思っておりました。
ただ自分にそろばんの経験がないので書くのを躊躇しておりました。学校かどこかで簡単なルールぐらいはやった気がしますがもはや覚えておりません。
そろばんと塾を掛け持ちされている方もいらっしゃいますし、そろばんを否定するつもりはないのですが、私の意見を率直に書きたいと思います。
ちなみに私自身は幼稚園の頃に公文に通い、進みすぎたためなのか友達が辞めたからなのか忘れましたが、幼稚園の途中で辞めました。小数とか分数とか方程式とか、計算方法は小学校一年の頃には全部忘れていましたが、計算のスピードだけは速くなりました。
その頃の経験があるので、うちの基礎学力養成コースでは進みすぎて前の内容を忘れないように細心の注意を払っておりますし、小学生に対して、方程式などの中学以上の内容については基本的には教えておりません。
そろばんに通われる方は何のために通われるのでしょうか。そろばんを勉強ととらえるのか趣味ととらえるのか。公文や塾は確実に勉強だと思います。
趣味であれば特に何も思いません。しかし勉強と捉える場合ですが、そろばんの出来と学校の成績は全くつながるものではないと考えております。
例えば394×52とかを筆算せずに答えられたら、すごいなとは思いますが、それでテストの点数が上がることはありません。
計算は手が止まらなければよいと考えております。筆算を使うことになっても常に手を動かすことができれば、まぁまぁ速いスピードになります。それで充分です。
筆算でよどみなく解く子より速いスピードで暗算ができるようになれば、そろばんを習ったかいがあったとは思います。しかし、暗算でできない分数の割り算やカッコを使ったものなど計算といっても色々種類があります。学校の成績を上げるにはそれらをバランスよくできるようになる必要があります。
そろばんを習っているのに筆算をした方が速いのではないかと思える子や、そろばんで段を持つほどの腕前でも、複雑な計算になると間違えまくる子を何人も見てきました。
習っていなかったらもっと遅かったり出来なかったりなのかもしれませんが、そのそろばんに費やした時間や労力を、普通の計算力をつけるために使ったらどうなるのでしょうか。
そろばんは集中力を養うツールとしては良いとは思いますが、様々な計算方法や途中式の書き方を学び、複雑な計算も確実に解けるようになることの方が大切ではないかと考えております。
2019年10/28(月)
成績を上げるために
成績を上げるためには何が必要なのでしょうか。
理解力や記憶力や計算力や集中力など言い出したらきりがありません。しかし、そこは小学校低学年においても個人差のある部分ですし、今は置いておきます。各々が現状より上げるために何が必要かを書きます。
出来るようになりたいという気持ちです。
それがないと良い指導や良い参考書などほとんど意味をなしません。どれだけ経験を積んだプロ講師が教えても無駄です。
今、授業をしていても思います。
「今日はいい授業ができたな。自力でも解けているし、しっかり理解させられたな。」と。
でも、その子に出来るようになりたいという気持ちがないと、その授業の効果が、半減どころかほぼなくなります。次の週にはほとんど忘れていて宿題の出来もボロボロです。反対にその気持ちがあればよい授業をした効果が倍増します。
よい授業をすることは当然必要なことではありますが、そんなことより、どうすれば生徒の気持ちが変わるかの方がよっぽど大事です。
気持ちがない子は質問をしてきませんし、基本的に受け身です。
真面目に与えられたことをこなしたとしても頭に入っていません。ただ作業をしているだけです。
私は小学生の頃、大手進学塾に通っていて、よい授業を受けておりました。講師に熱く語られることもありました。その時はやろうと思うのですがその気持ちは続かなかったです。その時は何十人といる集団授業でしたので講師と1対1で話す機会はほぼなかったです。
それに比べれば、うちではたくさん生徒と直接話すことができます。しかし、塾にいる時間はその子にとってほんの一部に過ぎず、学校生活や友人関係、家庭環境の影響を大きく受けます。
学校生活や友人関係にまでなかなか踏み込めませんので、せめてご家庭と協力しながら、気持ちを変えていけたらと思います。
その子の気持ちが変わることは、授業何十回分の価値があることです。
2019年10/25(金)
なりたい自分になるために
人は目標がないとなかなか努力できません。
小学生は目標がなくても、何も考えずに言われたことをする子が多いです。
だんだんと「なんで頑張ってるんだろ」とか、「なんでテストがあるんだろう」とか、「頑張れって言われても自分はこんなもんだし」とか思うようになります。
部活で長時間拘束され、交友関係が広がり楽しいことも増えていくと、勉強の位置づけがどんどん低くなってきます。小学生の頃は活発だった子も、家ではぐうたらしだします。
小学生は中学受験をする子でもない限り、将来どうなりたいとか考える子はほとんどいないかと思います。
中学になり学年が進んでいくにつれて、高校受験を控えますし考える子も出てきます。
「うちの子はなりたいものがないんです」「行きたい高校がないんです」という保護者様がいらっしゃいます。
ないのが普通です。職業の知識や仕事について、自立するために必要なこと、高校の情報もそうですが、子どもは何も知りません。
それは大人が話してあげなければなりません。そういう話もしていないのに、自然に目標などできるわけがありません。
子どもが目標を見つけるためには大人の手助けが不可欠です。
「子どもの意思に任せています」という保護者様もいらっしゃいます。子どもに将来に向けた意思などありません。今の環境を生きるのに必死です。
どれだけ話をしてあげられるかにかかっています。
そうやって漠然とでも勉強の必要性を感じることができれば、頑張ることができるようになるかもしれません。
もちろんその役割を私たちや他の大人が担うこともできます。
しかし、各ご家庭の事情を知るのも限度がありますし、やはり保護者様が情報提供をしてあげることが最も重要であると考えます。
今は先のことを考えられなくても、将来何かをして収入を得ることになります。なりたい自分になるために勉強をしてほしいです。
私は現在、やりたい仕事ができていて仕事の面では幸せです。人生の大部分を占める仕事について、そう言える大人になってほしいと思います。
2019年9/5(木)
分からないことを分かろうとする
分からないことを分かろうとすることはとても大切です。
でも分からないことが多すぎると、何を聞いたらいいのか分からない。何も分からない。という状況に陥ることがあります。
その場合は講師がうまくレールを敷かないと前に進んでいきません。うちでは中三生に対してもbe動詞から教えることは普通にあります。
伸び悩む理由の一つに、分からないことを分かろうとしない、ということが挙げられます。
例えば記号問題で「イ」と答えて間違えたら「じゃあウ」と言う子は割とたくさんいます。答えを赤ペンで写すだけの子もたくさんいます。これは姿勢の問題です。
グループ指導では授業ペースが合わずに、分からないまま授業が終わってしまい、後でやり直しをしないこともあります。それはクラスを変更すれば解決できますが。
現時点の学力がどうであれ、このような姿勢の子は伸び悩む時期が訪れます。
時間がかかっても間違えた問題を一つ一つ解決していこうという気持ちがある子や、解説を終えても納得しない限り分かったと言わない子は、たとえその時点での学力が低くても伸びていきます。
2019年9/5(木)
質問の仕方
久々の更新になります。夏期講習が終わりました。
9月からも受験生を中心にしっかり伸ばしていきたいです。
うちはこじんまりした塾です。大きな塾に比べれば質問がしやすいはずです。
分からないことは遠慮なく聞いてほしいのですが、質問ができる子とできない子がいます。
ちなみに私自身は自分から質問に行ったり、集団の中で手を挙げたりが苦手でした。「変な質問だったらどうしよう」「こんなことを聞いたら怒られるんじゃないか」と考えてしまっていました。手を挙げてみんなに注目されるのも嫌でした。教師や講師と個人的なやり取りするのも、緊張してしまい極端に苦手でした。
勉強が苦手な子や周囲との理解度に差を感じる子は集団の中では質問しにくいでしょう。周りの空気を読まず自分の聞きたいことばかりバンバン質問できる子の方がまれです。
ですから勉強が苦手な子は個別指導の方が良いです。
でも個別指導でも質問ができない子がいます。その場合はなるべく同じ講師が長い間担当することで関係を築いていく必要があります。ただうちの個別指導の場合は間違い直しを一問一問行いますので、塾で授業を受けている間は分からず終わるということは少ないです。
学校の問題集など別の教材から質問を受けることがあります。
質問しても理解のできない答えが返ってくるとだんだん質問する気持ちがなくなってくることがあります。
答える講師がその子の理解度や、それまでの学習の背景を知らないと、その問題の説明をするだけでは理解に至らないこともあります。
質問をしてくれてもその問題がその子にとって難しすぎると、解説を終えても「絶対自力では解けない」と言われてしまいます。
”質問をしやすい環境”というのはとても大事です。特に基本的なことができている子は、分からないところだけを教えてもらえれば飛躍的に伸びます。個別指導は勉強が苦手な子が受けるというイメージもあるかもしれませんが、実は得意な子の方が個別指導のメリットを受けやすいです。ただし、教える側が難しい質問にもしっかり答えられる必要があります。
勉強が苦手な子の場合も質問がしやすい環境というのは大切ですが、その一問を説明したところでできるようにならないことが多いです。ですから講師がその子の出来ていない根っこの部分を把握し、一問だけを解説して終わりにするのではなく、しっかり自力で解けるところまで類題を用意するなどして反復させなければなりません。
私は質問を受けても、「この問題は今の段階では解けなくていいよ」とか、「これができないなら、これじゃなくてこっちをやって」と言うことがあります。そう言うと「質問に答えてくれない」と思われてしまうことがあります。逆に信頼があれば、時間をロスせず最短で伸ばしていけます。
聞かれたことにはどんなことでも優しく丁寧に時間をかけて教えてくれる先生は、一見親切でよい先生にも思えますが結果が伴わないことがあります。
質問をせず分からないところをほったらかしにするのは良くありません。質問をしやすい環境を用意することは大切です。
しかし、その環境があったとしても伸びない場合があるということをお伝えしました。
2019年7/17(水)
何のための勉強か
たくさんの方にお通いいただくと色々な方に出会います。
私は自分のために勉強をしてほしいと思っております。
「親に言われるからする」
「やらないと怒られるからする」
「周りもやっているからする」
「宿題が出たからする」
全く意思のない勉強です。
正直、私は自分のことを全く厳しい講師だと思っておりません。
そんな私が塾長なので厳しい塾でもありません。
それでも結果を出し、たくさんのご紹介をいただきここまでやってこれました。営業活動はチラシとこのホームページぐらいです。チラシをしても、知り合いの方から聞いてお越しいただくことの方が多いです。
昨日、近畿大に行った元生徒とご飯に行きました。
甲山高校出身です。彼は高校を卒業するまで本気で勉強をすることはなかったです。浪人しました。何もできない、何も知らない状態から週2回の個別指導だけで近畿大に合格しました。
しかも近畿大しか受験していません。滑り止めは受けていません。
甲山高校の頃のことなど色々話しました。勉強をする上での環境が良くなかったそうです。彼を教えていたうちの講師が甲山の教師になったことを伝えるととても驚いていました。
なぜ彼が合格できたのかというと、自分の意思でやったからです。毎日朝から一人で塾で自習していました。浪人生は彼だけでしたので夕方まで一人です。めちゃくちゃ孤独です。友達と一緒に予備校に行ったり、予備校で友達を作ったりする子達とは意思の強さが違います。結局、通塾費用は一般的な予備校の半額以下、受験費用も最低限で合格できました。
今はまじめに大学生活を送っているようでした。
私は無理やりやらせません。無理やりやらせても、サボることを覚えるだけだからです。拘束時間が長く、終わらないと帰れないような塾もたくさんあるかと思います。
うちの生徒は宿題が終わっていなければ終わっていないと正直に言う子が多いです。まぁできていないのは褒められたことではありませんが、適当に埋めたりするより正直に言ってくれた方がましです。
一見真面目そうに見える子でもただ与えられたことをこなすだけの意思のない勉強をする子は、伸ばすのが難しくなります。
そうならないように向き合っていきたいです。
2019年2/14(木)
英語教育
これからの英語教育について、保護者様も色々と悩まれているかと思います。この日記で少しずつ触れていけたらと思います。
これからは4技能が必要とされます。4技能とは「読む」「書く」「聞く」「話す」です。この中で「読む」と「書く」は文法が分かっていなければできないことです。みそら塾ではこの力をつけることをメインにやっております。
今まで、高校入試では、公立高校の場合約20%~25%が「聞く」問題で、残りが「読む」と「書く」問題でした。
私立高校の場合は「聞く」問題がない代わりに、発音を問う問題が出たりします。そして残りのほとんどが「読む」か「書く」です。
大学入試では、センター試験で50点分が「聞く」、200点分が「読む」と「書く」です。
2次試験や私立大学はほとんどが「読む」と「書く」です。
では、これからどう変わっていくのかというと、「聞く」と「話す」が増えるということです。
もちろん塾でもこのことは意識をしております。これから徐々に体制を変えていくことになるかもしれません。
しかし、現段階では、学校のテストでしっかり点数を取って、さらに英検などの資格を取れば問題がないと考えております。例えば中学修了程度の英語力があれば合格できる英検3級ですが、中三までの文法ができていたらまず落ちることは考えられません。うちの生徒でも、中三までの文法が分かっていて落ちたというのは聞いたことがありません。むしろ、文法がいまいち分かっておらずテストの点数はあまりよくないのに英検に受かるという話の方がよく耳にします。
文法ができる子が資格の勉強をして、その中で「聞く」と「話す」力をつけていけばよいです。
問題は文法ができない子にも4技能を身につけさせられるかどうかです。
今後、学校が文法よりも「聞く」と「話す」に力を入れだすと文法を分かっていない子が今より増えるかもしれません。実際、小学校の間、ずっと英会話を習っていて、中学に入ってテストの点数が取れない子は、今でもたくさんいます。塾として、文法のフォローは、今後より必要になるかもしれません。
日本人は日本語を話せます。でも国文法を全然分かっていない生徒が多いです。「主語」や「名詞」や「動詞」すら知らない子がたくさんいます。これらの文法が分かってなくても話せます。
でも知らない言語である英語を文法が分からず話せるようになるでしょうか。4技能を同時に身につけることが理想のように思えます。しかし、「読む」という1技能すらできない子にはかなりハードルが高いことのように思います。
今後は学校教育や入試の変化を捉えながら、皆様のニーズに合わせた指導を行っていく所存です。
2018年10/10(水)
直し
中間テストの時期です。
テスト勉強の時間が短い人は結果が出ません。
当たり前です。
あんまり勉強しなくても取れる子は、ただかしこいというだけです。
塾の授業と学校の授業だけである程度身につけてしまって、テスト前も軽く見直す程度でそこそこ取ってしまう子がいます。
でもそういう子は、まれです。
テスト勉強をたいしてやらない子は論外として、やっているのに伸びないという子がいます。
「数学の問題集やった?」
「もう終わりました。」
学校では提出しないといけない課題がありますので真面目な子はさっさと片づけます。
この「もう終わりました。」が全くと言っていいほど終わっていません。
真面目な子は露骨に答えを全部写すようなことはしません。
でも
①分からなければすぐ見れるように答えを片手に問題を解く
②丸付けをして間違えた問題は答えを写す
③分からない問題は空欄にして答えを写す
これらは全部勉強ではありません。
勉強をしていないのに、なぜか「問題集が終わりました」と言います。なぜか「点数が伸びない」と言います。もちろん点数が上がるわけがありません。
①は、早く終えたいから答えを片手にするんでしょうが、すぐに答えを見てしまうと、テストという何も見れないプレッシャーの中では正確に解くことができなくなります。
②は、「間違えた問題は解きなおす」この当たり前のことをしません。提出のものに限らず普段からこんなことをしていたら伸びるはずがありません。解きなおしても正解しなければ、模範解答の解き方を見るのもよいでしょう。
③は分からないのだからしょうがありません。でも質問として持ってきてくれないと、永遠に分からないままです。
こういう勉強をしている子は50点~70点の子に多いです。
それより低い子はそもそも問題集に一人で取り組むレベルに達していません。細かくこちらから指示を出さないと、勉強になりません。自習も含めてできるだけ塾にいる時間を長くしてほしいです。
2018年9/12(水)
生徒との接し方
うちは個別指導・少人数指導です。
一人ひとりになるべく合わせて指導させていただいているつもりです。
でも成績を上げることだけを考えるのであれば、はっきりとルールを決め、それに従っていただく方が楽ですし、結果を出しやすいです。
厳しい塾でしたら、宿題のやり忘れ・やり残しは必ず居残りをさせたり、何かあるたびに逐一保護者様に報告したり、授業中の私語を一切許さなかったり、教室に監視カメラを置いたりしています。
そういう塾の方が成績も伸びやすいし、教える側も教えやすいですし、目標を達成するためには、いいことずくめなのかもしれません。
ルールが厳格でないと、どうしても言うことを聞けないことが出てきます。大人でもそうです。スピード違反をしたら一発で免許没収とか、罰金1000万円とかであれば誰も違反などしないでしょう。
結果を出すためにはそうした方がいいのではないかと思うことが何度もあります。でもやはりうちに通われている方は、そういう指導を望んでいないのではないかと思い、色々なことに折り合いをつけながら今までやってきております。
私自身が子どもの頃、人見知りで大人に対して委縮してしまうようなタイプでしたので、そういう子でも通いやすい塾にしたいという思いもあります。
これだけ長くやってきても、指導に正解などないなというのが実感です。
もしも成績の伸びに満足していないという方がいらっしゃいましたら、おっしゃってください。また、これから入塾を検討される方も、成績を上げることを何よりも最優先にしてほしいということであれば、最初からそのような接し方をさせていただきます。授業時間は、基本は1回80分ですが、もっと増やすこともできます。
私は子どもの意思を尊重しながらやらないと長続きしないし、意欲が減退していくと思っております。
塾に通うのが楽しくて、成績も上がるのが一番とお考えの方も多いと思います。私もそう思いますし、実際通われて、たくさんの方にそう言っていただいております。でも厳しいルールがないと守れないことがあるのは、子どもにとって普通のことです。
色々な考え方があってよいと思いますので是非皆さんのご意見をお聞かせください。
2018年1/7(日)
お薬
明けましておめでとうございます。
今日は模擬試験の日です。
みんな真剣に取り組んでくれました。
なかなか気持ち新たにとはいきませんが、受験生が第一志望校に受かるように気合を入れて最後まで見ていけたらという思いです。
指導をしながらずーっと考えていることがあります。宿題はお医者さんでいう”お薬”の役目を果たしているということです。
一人ひとりによって状況が違うのだから、一人ひとり別々の宿題を出すのが当たり前。宿題を出さないということは薬を出さないということなので、何も問題がないということになってしまいます。何も問題がなければ塾に来る必要がないわけなので、やはり宿題は必ず必要です。
そして宿題をしないということは、処方された薬を飲まないということなので、治るはずがありません。どんな名医にかかっていたとしても無意味です。
集団指導や少人数指導でも、学力がある程度揃っていれば同じ宿題を出してもそれをみんなが取り組むことで効果が得られます。しかし、そうでない場合、生徒に余計な苦しみを与えることになります。
学校の宿題もそうですが、集団指導ではみんなに同じ宿題を出すしかありません。そして、学校の宿題の場合、提出しないと成績が下がるのでやるしかありません。でもはっきり言ってしまえば、いくら学年相応のことをやらせたとしても、その子に合っていなければ、時間の無駄でしかありません。
まじめな子ほど提出を頑張ろうとするので、そこに膨大な時間をかけなければなりません。でも時間をかけた割に学力はつきません。これは本当に難しい問題です。
何人もの生徒を見させていただくと、一人ひとりの状態を察知するのにも慣れてきます。今でも新しい発見や、今までに見たことがないようなタイプの子に出会うことがありますが、それでもある程度、個々への対処法というのが分かってきます。
様々なことに折り合いをつけながらも、個々に与えられたことをすることが、学力を伸ばす最善の方法です。一人ひとりに対応していくことは、画一的な指導よりも労力がかかり簡単なことではありません。しかしその意識を持ち続けて今後も指導してまいります。
