勉強、好きですか?
たまに言われます。
塾長は子どもの頃、勉強好きやったでしょ?
その時は、そんなことないでー、と言うだけですが、ちょっと詳しく書いておきます。
小学校低学年ぐらいまではどちらかというと好きだったかもしれません。勉強というよりは知らないことに興味を持ったり、できたことが嬉しかったり。
ですが、その後、進学塾に通ったことにより完全に嫌いになりました。
自分の意思に反してキャパオーバーなことを要求されて、嫌になりました。
じゃあなんでこの仕事しているの?という話なのですが、教えるのは好きですし、教えるために勉強するのは好きです。
小学生のときにやらされたおかげで勉強が苦手というわけではありませんでした。
しかし当時は完全にやる気のない生徒でした。
うちの生徒さんを見ていると、自分みたいな生徒はほとんどいないなと感じております。
もちろん学力差はありますが、そんないやいややってないというか。
いやいやだったら何とかしてサボろうとするはずです。私も塾はサボりまくっておりました。
うちにそんな子はほぼいません。
だからこそ、そういう子は目立ちますし何とかしたいな、と思います。
どんなにやる気のない生徒でも1対1で向き合い、その子に合わせたレベルから始めて「自分で解ける」という成功体験を積み重ねていけば、その子の中で必ず変化がうまれます。学校などの集団授業では味わえなかった、自力で解けるという感覚を、是非大事にしてほしいですし、この変化をさらなる成長につなげてほしいです。
今回お伝えしたいのは、それなりに頑張っているのにその成果が出にくい子についてです。
なんどもお伝えしてますが、能力には個人差があります。幼稚園児が50メートル走のタイムを計ってみんな一緒だったら怖いです。差は最初からあります。
でも今の自分より良くすることは、それなりにやる気があれば誰でもできることです。
◎分からない問題が出たら固まってしまう。もしくは勘で答える。
これは時間の無駄です。すぐに質問するか調べましょう。
◎分からない問題が出たら調べて写すだけ。
調べるだけましですが、写して終わりでは身につきません。
◎間違えた問題は答えを写すだけ。
手が疲れるだけです。
よく勉強の仕方が分からないと言われますが、具体的なやり方の前に、上記3つをしないだけでもかなり成長が見込めます。
伸びる子は上記3つのことはしません。
これらは現状の成績とは関係ありません。
これら3つは目の前に講師がいれば防げますが、目の前にいないときにやってしまっては結局伸びにくくなります。
非常にもったいないです。せっかく机に向かっているのに。私は勉強が嫌いでしたので、机に向かう時間を短くするためにこれらのことはしませんでした。
あと、もう一ついちばん重要なことは、自分に合ったことをする、ということです。これは自分では分かりません。私も目の前のことをやってもまったく伸びないということがありました。その目の前のことが自分にとって難しすぎるからです。でもそのことは本人には分かりません。与えられたからやっているだけです。
そこをフォローできるのは個別指導や少人数指導だけです。
高校になればある程度レベル別になるので自分にも合いやすくなりますが、小・中はたまたま住んでいる地域が一緒だっただけの集まりです。
そこにはとんでもない学力差があります。
例えばですが、
たて5㌢、よこ3㌢の長方形の周りの長さを求めなさい。
この問題が解けない中学生はめちゃくちゃ多いです。
それなのに学校では、方程式とか関数とか習います。順調に小学校生活が送れていたらこの問題ができないはずがありません。講師をしていると同じ年齢でも絶望的に差があるということを嫌というほど目にします。
話が混ざってきましたが、生徒さんは先に挙げた3つをしないこと、指導者側はレベルをしっかり合わせてあげること。
それなりに勉強する子であればこれで成績が上がらないわけがありません。
最後に、質問する、ことも簡単なことではありません。
大人でも何かのセミナーに参加して質疑応答の時間に質問できる人がどれほどいるでしょうか?基本的な内容を分かっていないと、質問しても白い目で見られると思ったら質問できません。
生徒も同じです。
勉強が得意な子ほど質問できます。
昔通っていた進学塾では質問しないのは悪だとばかりに講師の前に列ができてました。
せっかくの個別指導、少人数指導ですので何でも質問してほしいですね。
2022年5/15(月)
国語力
ここ数年、小学生の方の受講スタイルが算数・英語の二教科で固まりつつあります。
中学になると数学・英語がメインとなりますし、英語は全く知識がなく中学に入ってしまうとついていけなくなる可能性が高いので、当然の選択かと思います。
それでも構いません。構いませんが、国語力も普通程度ほしいところです。めちゃくちゃ苦手でなければ良いです。保護者様にもこのようにお伝えしております。
しかし、普通程度というのはあいまいな表現です。
例えばですが、「学年相当の漢字が書ける」「学年相当の文章の意味がとらえられる」、という状態が望ましいです。
そういう力がないと社会の用語を覚えるのに間違いなく苦戦しますし、漢字が苦手な子は英単語でも苦戦する子が多いです。
そして文章題は3行を超えると手が出せなくなります。
経験上、本当に3行を超えると極端に内容が頭に入らなくなる子が多いです。
『書いてある内容をつかむ』『書いてある内容を想像する』『書いてある内容から必要な情報を取り出す』ということができないと、数学の文章題などで伸び悩むことになります。
よく問題を読んでいないせいで間違えるということが起こりますが、それは読んでいないというより読む力がないということです。
「該当するものを全て選びなさい」と書いていても一つしか選ばず間違える、これは凡ミスのように見えて深刻な問題です。この間違え方は、しない子は絶対にしませんしする子はしょっちゅうします。問題文が4行以上になると最後まで読むことができないから起こります。
読める人にとったら、なぜそんなミスをするの?と思いますが、読めないからです。各教科の知識を得ていても文章が読めないことで失点をしてしまうので伸び悩みます。
逆に言うと普通に読めるのであれば国語の勉強は後回しにしても良いかもしれません。他の教科の方が指導をすることでその効果を実感しやすいですし、本をよく読む子は何も教えていなくても国語が得意な子も多いです。
しかしいくら塾では後回しと言っても小学校では算数の授業と同じぐらい国語の授業もあるのだから基本的なことは身につけておいてほしいですね。主語・述語が分かっていない小学生もかなり多いです。この状態では英語を指導することも困難になります。
まとめると、、、
国語が極端に苦手であれば小学生の頃から受講する方が良い
国語が他の教科に比べても差がない程度だったら後回しにしても良い
週に三教科を受講するのは大変な方も多いですからね。もちろん中学受験をする子においては国語は超重要科目になります。
2022年11/21(月)
懇談中
先週から保護者様との懇談を行っております。
その中で二点お伝えしたいと思い、こちらに書かせていただきます。
「中学の勉強は学年が上がるにつれて難しくなるのか?」
●英語
英語は全くそんなことはありません。
確かにいきなり関係代名詞を教えても理解できませんが、それまでの積み重ねがちゃんとできていれば何も難しいことはありません。
高校英語は難しくなる面もありますが、中学英語に関しては、中一の内容からきっちり積み上げていくことが何よりも重要です。
●数学
こちらも同じことが言えます。大事なことはほとんど中一のうちに行います。その土台があれば学年が上がっても崩れることは考えられません。
しかし、中一の土台を築けない人が多すぎます。その理由は算数が出来ていないことです。算数は小5から難しくなります。
小数、分数、割合、速さ、平均、図形の性質、角度、面積、体積、円、すべて小5で行います。
ここである程度学習が深められていれば、中一の内容にもすんなり入っていけます。しかし、「ある程度深める」ということが難しいことではあります。小学校のテストは易しいですし、目標もないので難しいことに挑戦する気持ちになかなかなれるものではありません。
講師の立場としては、中学になったら苦労するのが想像できるのでここでしっかりと土台を作りたいと思っております。
●国語
国語は古文・漢文・文法を少しずつ習っていきますので、急に難しくなることはありません。だんだん難しい言葉が増えていきますので語彙力をつけておくことが大切です。
●理科
理科は、生物、化学、物理、地学に分かれます。
このうち特に化学の分野は一年でつまずくと尾を引きます。
内容的にだんだん難しくなっていきます。ですからやはり中一の化学をしっかりマスターしておくことが重要です。
物理や地学は得意不得意が激しく出やすいですが、学年が上がるにつれて難しくなるというわけではありません。
●社会
地理、歴史、公民で、公民は中三で行います。
これも好き嫌いがありますが、勉強量的には公民が圧倒的に少なく済みます。社会が嫌いな子ほど公民を頑張ってほしいです。
ということで、中学の勉強は、学年が上がると難しくなるというよりは、土台がない子にとっては難しく感じてしまうということです。
ですから、あとあと楽に学習を進めていくためにもしっかりと土台を築いていくことが大切です。
「成績を上げるにはどうすればいいのか?」
それには「その子に合ったことをする」「宿題をする」の二点が重要です。
こちらの立場で言うと「宿題をやってもらう」ことです。
授業態度が悪いのは論外ですが、授業を真面目に受けていても宿題にしっかり取り組めない子は非常に多いです。
子どもには色々な誘惑があります。塾の宿題などかなり優先順位が低いことなのだと思います。
宿題をするように改心してくれれば成績が上がりやすくなります。
しかしいくら声をかけても、その子の性格や家庭環境、その時点での経験などによってやる気は左右されてしまいます。
その子の状況や気持ちなども考えて声を掛けますが、それでもやらない、かつ成績も上げたいということであれば、ある程度管理する必要がでてきます。
すぐにでも成績を上げたいのであれば、この「管理」という部分を講師がやっていく必要があります。
今まで私は生徒の気持ちも大事にしながらやってきたつもりではありますが、「言われたことをやらない」「言うことをきかない」「でも成績は上げたい」ということであれば対応を変えていかなければなりません。
言われたことをしなくても現状維持や少し上げる程度でしたら可能です。ですが、「がっつり上げる」となると簡単にはいきませんので、その場合は対応の仕方を変えております。
2022年10/11(火)
定期テスト前だけ頑張る子
定期テスト前は勉強漬けになってほしいです。
でも定期テスト前だけ頑張る子は点数は上がっても残念ながら学力は上がりません。知識の蓄積ができず、実力テストでは点数がガタ落ちになります。
仮に点数が上がったとしても、これでよいのだと錯覚を起こさないでいただきたいです。
テスト前だけ頑張っても学力は現状維持がいいところです。
学力を上げるためには普段から頑張らないといけません。
そのために塾があります。
塾がなくても普段から進んで勉強する子はなかなかいません。
それができるのであれば受験期でなければ塾は必要ないのかもしれません。
塾に通っていれば普段の学習は出された宿題をするだけでよいです。
この一点をきっちりできるかがその後の学力を左右します。そして学力が上がれば、実力テストや模試の結果がよくなります。
あともう一つ、どこかのタイミングで人より頑張ることが大事です。
例えば冬休みに英語だけを集中して取り組む。
このようにするとまんべんなく勉強するよりも成果を実感しやすいです。一段階レベルアップするとその教科に対する気持ちも変わってきます。
普段は部活などで忙しいと思いますので、学校が休みの期間にいかに意識をもって取り組めるかが大事です。
2022年9/10(土)
勉強のゴール
夏休みが終わりました。
毎年ながらあっという間です。今年が猛暑だったかどうかもほとんど外に出ないので分からないです。
勉強をすることは子どもに課された使命みたいなものですが、いつがゴールなのでしょう。
私は「大学入学」と「やりたい仕事に就けたとき」が節目かと考えております。
ですから大学に行かないという選択肢もあります。
そう考えると中学受験や高校受験は通過点に過ぎません。
誰でもそうなのですが、集中して頑張った時期はその子の中で伸びる時期です。その時期を高3や就職活動に持ってこれたら良い結果を出しやすいです。
自分の意思に反してやらされたり、変に追い込みをかけすぎたりすると、一番頑張らないといけないときに頑張れない子になってしまうかもしれません。
ですから”理想を押し付けない”ということが大切です。
子どもに助言や提案をするのは良いですが、その子の意思に反することを強制してしまうと、短期的に結果が出せたとしても、長期的には失敗に終わることがあります。
自分の生徒が大学生や社会人になってから話をすると、よりその思いが強くなります。
もちろん目の前の受験を何とかするのが塾の仕事です。
でもそれよりも受験に受かれば何でもオッケーというのではなく、結果がどうあれ、その経験が人生の糧になるような指導をしたいものです。
2022年6/12(日)
何倍、割合、速さ、濃度
割合については以前にも書いたことがあると思います。
割合が苦手な子が多いです。
でも私が指導して、教えた通り解いてくれる子はみんな得意になります。
「5の3倍は?」と質問すると、15という答えが返ってこないことは、まぁほとんどありません。
この質問には答えられるのに、「500円の20%は?」となると解けない子が一気に増えます。
中一になると
「X円のY%引きは?」という問題にも答えられないといけませんが、この問題の答えを言える中一生は、体感的にクラスで6,7人いればいい方かと思います。
なぜそうなってしまうのか。これははっきり言って教え方の問題です。
割合の求め方を「くらべる量÷もとにする量」と教えてしまうといずれつまずきます。こんな式は覚えなくていいです。
小5で割合を習う時点では、分数の割り算を習っていないので、割合を求める式は「くらべる量÷もとにする量」と言うしかないのですが、覚える必要はありませんし、私は教えません。
もっと言うと「くもわ」という有名な暗記方法も必要ありません。
公式を意味も分からず暗記しても、文章問題は解けません。
私は割合が苦手な子に対しては「5の3倍は?」から始めます。
この質問に答えられない子はほぼいないからです。そして、割合・速さ・濃度は、全てここから繋がっていきます。この繋がりさえ押さえられたら楽にマスターできます。
中学生になるとこれらの単元が独立して出てくることはなく、知っているものとして出てきます。出来ていなければ、本当は「何倍」というところからしなければいけないのに普通はしません。
割合は「くもわ」、速さは「みはじ」を覚えたらできるよ、なんて平気で言う指導者もたくさんいることでしょう。
公式暗記だけで文章題が解けたら何の苦労もしません。そんなに甘いものではありません。
確かに単純な文章題であれば、公式暗記だけでもあてはめれば解けるので良いのですが、少しひねった瞬間解けなくなります。それでは何の意味もありません。
中学の単元は大別すると、計算、方程式の文章題、関数、図形、確率、資料に分かれます。
まず計算が不安定な子に、他の単元を教える意味はありません。
計算が不安定なのに、割合は得意です。なんていう子は見たことがありません。
「方程式の文章題」という単元でつまずくかつまずかないかは、割合が分かっているかに左右されます。
ここでつまずくと、数学が嫌になってきて、最重要単元である「関数」もつまずきます。
逆に言うと、方程式の文章題をすっと通過して、関数までクリアできたら中学数学は得意になります。
図形でつまずく子も中にはいますが、図形の応用問題は数学が得意な子でも苦労するところですので別に後回しでもいいです。
図形は数学的センスがないと難しい問題があります。
しかし、計算、文章題、関数はセンスがなくても教え方次第でできるようになると思っております。
2021年12/6(月)
少人数指導
今更なのですが小5~中3は3名~6名程度の少人数指導と1対2の個別指導を選べるようになっております。
冬期講習のスケジュールを組む際は少人数指導の方から取り掛かります。
スケジュールに入力をしていて、「あれ、何か申し込みが少ないなぁ・・・」と思いました。
が、、単純に日頃から少人数指導を受講の方が少ないだけでした。
中三は少人数指導が多いのですが、その他の学年は、現在、個別指導の方が人気?な状況となっております。
ちなみに中三で少人数指導を受講の生徒は、ほとんどが市西·東·県西のいずれかを受験する予定です。
少人数指導についていけないのであれば個別指導の方がよいのは間違いないのですが、割と理解力がある子でも個別指導を選ぶ傾向にあるようです。
個別指導というのは私たちが子どもの頃にはあまりなかった指導形態です。勉強が苦手な子が受けるというイメージがあるのかもしれません。
しかし、はっきり言ってしまえば個別指導の方が成績を上げやすいです。
そりゃそうです。内容をその子に合わせやすいですし、周りにペースを合わせる必要もなくバリバリ進められます。また、自ら質問をする必要もなく講師が全部チェックできます。
周りと競えないという欠点はあるものの、講師がしっかり引っ張っていけばデメリットにはなりません。
問題があるとすれば、個別指導は1対2が主流となるため演習時間を必要としない授業の場合はどうしても時間的ロスが生じます。
その点、グループであれば説明は一回で済みますし、グループ全体を常に見ることができます。
個別指導は、片方を教えている間は問題演習をさせるというのが基本なので、二人ともが理解に時間がかかると進みが悪くなる可能性があります。質問したいことがたくさんある場合も待ち時間が生じてしまいます。
講師側からすれば交互に指導するのはとても忙しいのです。
1対3以上の個別指導など絶対無理ですね。ほとんど問題演習になってしまいます。
個別指導を受けて頂くと、質問がしやすく自分に合わせてくれる環境に慣れて、少人数指導に移りたくないという子もいます。
ですが理解力がついてくれば少人数指導に移って頂いた方が教える側としては助かります。
2021年12/5(日)
定期テストの点数を上げること
定期テストの点数を上げるためには、出そうなところを直前に詰め込んだらいいように思います。
それで10点でも20点でも上がれば、子どものモチベーションアップにつながるかもしれません。
しかし、、それとその子の「賢さ」は全く別問題です。
今まで色んな子を見てきました。
そして気付きました。
本当に賢い子はテストの点数で一喜一憂しません。
いや、もしかするとしているのかもしれませんが、そんな姿を私には見せません。
テストはあくまで目標を達成するために自分の実力を測るためのものです。
それが良ければ安心はできると思いますが、テストの点数がよくても目標を達成したわけではないので、手放しで喜べるものではないのです。
テストの結果に左右されずに勉強している子は本来の目標である入試に合格する可能性が高いです。
それはこの塾で一人の子を長い間見てきたからこそ分かることです。
私自身はテストの点数に一喜一憂するタイプでした。
そんな意識でしたので伸び続けることができませんでした。
定期テストの点数を上げることは、もちろん意識としてはあります。
しかしそれは日頃の指導においてであり、直前で何とかしてやろうとは正直あまり思っておりません。
テストの点数に左右されることなく、日々の学習を積み重ねていくことが、その子を本当の意味で成長させる(賢くする)ことだと信じております。
2021年9/6(月)
頭の良さと真面目さ
説明したことをすぐにまねできる→理解力がある子
理解したことを長い間覚えていられる→記憶力が良い子
長時間同じことを続けられる→集中力がある子
上記3つは勉強をする上で大事なことで、これらは幼稚園児だろうが高校生だろうが勉強を身に付けていく上で、学習の進度に大きく影響を与えます。
これらも重要なのですが、『勉強に対する真面目さ』
これがないとその子のポテンシャルを最大限発揮させることはできません。この真面目さというのが、普通は年齢を重ねるにつれてだんだん損なわれていきます。
保護者の知らないところで色々なことを覚えてきます。勉強より楽しいと感じることがたくさん出てきます。
『真面目にコツコツ』を続けられればその子に取って最高の結果が得られます。
しかし、、やればどのぐらい伸びるのかなんて、自分自身では分かりませんし、周りの人間も分かっていないことがほとんどです。
なぜこれを書いているのかと言いますと、持っている能力を伸ばしきれずに大人になってしまう子がいるからです。ちゃんとやれば絶対伸びるのになぁともったいなく思います。
一方で真面目にコツコツやっているのに、その子や保護者が思うような結果を得られない子もいます。
持っている能力に個人差は当然あります。真面目にコツコツやってダメなら方針転換するのも一つの手です。
自分の持っている力を子どものうちに最大限発揮できれば、自尊心の備わった大人になることができるでしょう。
反対に、真面目に取り組まず、自分の能力を最大限発揮できなければ中途半端な人間になります。
塾の役割の一つは、真面目に取り組んでもらうことに努め、一人ひとりの能力を把握し最適な進路に進んでもらうことだと考えます。
2021年6/17(木)
解くスピード
問題を解くスピードは人によって違います。
特に算数・数学の計算においてはその差が顕著に出ますが、どの教科においてもその子の持っているスピードというものがあります。
塾では、説明をした後にすぐに例題を解いてもらいます。その時の解くスピードに差があると、遅い子は常に余裕がない状態になります。こういう場合は個別指導の方がしっかりその子に合わせて指導ができます。
それでも少人数指導を受けたいと言われることもあります。
「速くするように言いますので」と言われます。
しかし、速くしようと思ったからといって速くなるものではありません。
50m、8秒の子が、ちょっと急いだところで7秒にはなりません。努力に努力を重ねてタイムは縮んでいくものです。
じっくり教えれば理解してもらえることでも、皆と一緒にすることで理解させられないというのは、教える側にとっても辛いことです。
「授業が理解できなかった場合は授業後に個人的に教えてもらえますか?」と質問を頂くこともあります。
授業中に何度も分かったかどうかの確認はしておりますし、その場で問題演習もさせています。それでも理解できないというのは、その授業のペースがその子に合っていないのと、そこに至るまでの内容に出来ていない部分があるということです。それをグループ授業で一人のために一から教えてあげることはできません。
授業後に教えてあげることは一見親切に思えるかもしれませんが、その子に合っていない授業を無理やり受けさせているという状態を放置しているにすぎません。
それなら個別指導でしっかり力をつけてからグループに移って頂きたいです。
2021年6/2(水)
算数の文章題
ここのところ勉強について語ることが少なくなっておりました。
先日、新規のお問い合わせをいただき、日記をお読みになっていると伺い、たまには勉強についても書かないとと思いました。
「0.8Lの油の重さが0.7㎏のとき、1Lの重さは何㎏ですか」
本当は分数で問題を作りたかったのですが、表記しにくいので小数にしました。
小数なら小5、分数なら小6で解ける問題です。
この問題が解けるかどうかで、その子が頭を使う子かどうかが分かります。
体感的に8割以上の子が0.8÷0.7としてしまうイメージです。
わり算は、「最初に出てきた数字÷次に出てきた数字」と思っているのか「大きい数字÷小さい数字」だと思っているのかもしれません。いずれにしても文章題を理解しようという気はさらさらありません。
「大きい数字÷小さい数字」が通用するのは小数が出てくる前までです。
例えば「3個150円のお菓子は1個いくらですか」みたいな問題です。わり算を習った後にこの問題ができないと心配になりますが、できたからといって安心できるものでもありません。
うちに通っている生徒の多くも、最初は間違えます。
もちろん、しっかり理屈や解き方を教えます。
しかし、それでも問題を見た瞬間に式を立てて間違える子がいます。
これは文章題が苦手という問題ではありません。本当に文章題が苦手な子は、
「3個150円のお菓子は1個いくらですか」
この問題が解けない子です。
小数や分数になったら式が作れなくなるのは「頭を使わない子」です。
よく「うちの子は文章題が苦手です」と言う保護者様がいらっしゃいます。
本当に文章の意味が理解できない子は苦手だと思いますが、単に頭を使っていないだけの場合も多いです。
頭を使うことは日常生活でもできるはずなんですが、とにかく塾では頭を使ってもらえるようにしつこくやっていきます。
頭を使わない子はいくら丁寧に説明してあげても同じ間違いを繰り返します。
それでも頭を使わないでいいような単純な問題は正解できるので、勉強が苦手なようには見えません。
何か質問をしたときに、頭を使わず的外れな答えを「即答」する子がいます。こういう子が一番伸ばしにくいです。それなら「分かりません」と言ってくれた方がましです。
気付いたときには手遅れとならないように小学生のうちから癖付けていくことが大切です。
2021年5/6(木)
ドラゴン桜2
こんな感じの日記を書くのは初めてかもしれません。
今ドラゴン桜2というドラマが放送されています。
東大を目指すお話です。
20代前半の頃に「1」を見ていました。
ドラマはほとんど見ないのですが学園物は時々見ます。
いつか塾を作りたいなぁ、と考えていた自分にとってはすごく面白く、当時、原作の単行本も読んでいました。
それから時がたち、内容も忘れたのですが、今回、2が始まるということで一話から見ました。
まだ二話しか進んでいませんが、めちゃくちゃ面白いですね。まだ全く勉強のシーンは出てきてないのですが面白いです。泣けます。
中高生が見ても何か感じるものがあるかもしれません。
もちろんそれに感化されて東大を目指せばいいとは思いませんが、やはり勉強をすることは人生のどこかのタイミングで役にたつのかなぁと思います。
たまに生徒に聞かれるのですが、
「塾の先生になるぐらいだから勉強好きなんでしょ?」
「まじめだったんでしょ?」
いえ、全くそんなことはありません。
昔の私より真面目な子はうちの生徒の中にもたくさんいます。
もちろんうちの講師たちもそうです。
正直、勉強はキライでした。遊びやゲームばかりしてました。
でも今はゲームはしません。
なぜなら仕事の方が楽しいからです。
この世の中、全く働かずに生きていくことは基本的に無理なので、どうせ働くなら楽しいと思える仕事に就いてほしいです。
子どもは大人に守られている分、自由がありません。
でも何年もしないうちに自由になります。その時にちゃんと自分でどうしたいかを考えられるようになってほしいです。
勉強や学歴が全てではありません。
スポーツでもユーチューバーでも周りより優れていれば賞賛されます。賞賛されれば生きやすくなります。ドラマに出るほどの役者さんだって、勉強はどうか知りませんが、役者になるための才能や努力があるはずです。
無数に職業があります。でも勉強を活かさないで仕事に就く方が難しいことのように思います。
勉強を頑張ることは絶対に何かの役にたちます。頑張った経験が、自信にもなりますし生きていく上での糧にもなります。
ドラマを見終わった後でとりとめのない文になってしまいましたが、勉強をしてもらいつつ、何か目標を持ってもらうこと、そのお手伝いを今後もやっていけたらと思っております。
