2020年10月の日記

10/21(水)

ドミノ倒し

ドミノ倒しというおもちゃがあります。
ひたすら並べて並べ終わったら端っこから倒して最後までいけるかというやつです。

並べている間に何かの拍子で、倒れていっちゃうことがあります。あーーっとなります。私は子どもの頃将棋の駒なんかを使ってやっていた記憶があります。

全部倒れたあとにまた一からやってもいいのですが、できれば倒れきる前に止めて、少しでもやり直しを減らしたいと思ったものです。

算数·数学で言うと、答えが間違っていたら途中式まで全部消してしまう子がいます。端から見たら、もったいないなぁと思います。保護者様もよくそうおっしゃいます。保護者様も「全部消さないでいいから!」と言いますが、本人は、間違えたところを探すぐらいなら一からやった方がましだと思っているのか、頑なに消そうとします。

そういう子はドミノでも一部が倒れてしまったら、いっそのこと全部倒してまた一からやろうって思うのでしょうか?

算数·数学が伸びない子の特徴として、

○途中式を書かない

めんどくさがりです。
私もめんどくさがりではありますが、書いた方が最終的に楽なことを知っているので書きます。書かない子は、自分の頭の中だけで解けるレベルの問題しかできない子になります。そういう子は力があったとしても伸びが鈍化します。
もしくは書かなくても解けるレベルの問題しか解けない子になります。手順が何個かある問題はほぼ解けません。

得意ではなくても何かしら書いて考えようとする子は称賛に値します。


○途中式を書いても、間違えたら全部消してしまう

まず消すという作業が時間の無駄です。
合っているところまでやり直すのでさらに時間の無駄です。
間違えを探す努力をしないので、注意力や粘り強さが身に付きません。

そういう子が目の前にいるともちろん注意をします。ですが、「消さないで」と言っても消してしまいます。「そこね、」と話し出した瞬間に消してしまいます。

一番の解決法は苦手にさせないことです。いつ苦手になるか分からないので早めに手を打つことです。
あとは苦手というか苦手意識を持たせないことです。全然できない子でも言ったことは守ってくれる素直な子もたくさんいます。

苦手意識がなければ、そこまで頑なに消してしまうことはありません。そうならないためには、結果を見てとやかく言わないことです。

私を厳しいという子もいるかもしれませんが、結果に対しては何も言いません。本人なりに頑張っていたら例え予想外に低い点数でも「次頑張ろう」と言うだけです。普段の授業では色々と指摘をしますが、点数に対してのリアクションはあまりしません。

例えば60点という点数を高いと見るか低いと見るかは、その子によってやテストの難易度によって変わります。私が日頃から見ていて予想通りぐらい取れて「まぁまぁよかったやん」と思う点数でも、保護者様からみたら、「悪い」という評価になってしまうこともあります。他の生徒のことを知らないので相対的評価ができず仕方がない面もありますが、保護者様には是非前向きな声かけをお願いしたいです。




高校の数学はめちゃくちゃ式が長くなります。中学までに式を書く癖をつけておかないとかなり苦戦します。式を書いても汚くて見返せないようなレベルではダメです。

現在、日本での大学進学率は6割弱となっておりますが、この中で数学を入試に使う子の割合はかなり下がると思われます。高校になったら数学を捨てる子が増えます。捨てざるを得なくなります。進級だけできればオッケーという考えです。数学を捨てても有名大学に行く道はありますし、捨てることが悪いことだとは思いません。でも可能性を広げるために小中学生の頃から式を書く努力をしてほしいです。

10/14(水)

点数が伸びない理由

前回の日記と似たような内容になるかもしれませんが、今回は点数が上がらない理由について書きます。

まず第一は”その子に合った学習をやっていない”ということです。
塾に行っても成績が上がらない、もしくは下がっていく原因のほとんどはこれです。ついていけない授業に参加していてもそれはただ座っているだけで勉強になっていません。

授業の質の問題ではありません。どんなに良質な授業をしても、内容がその子のレベルに合っていなかったら何の意味もありません。子どものレベルには驚くほどの差があります。同じ学年でもものすごい差があります。それを理解せずに、ただ「〇〇高校に行きたいからこのコースで」などという選択をしてしまうと何年も無駄に過ごすことになります。

みそら塾では”その子に合った学習をさせる”という点に関しては徹底してこだわっております。
例え4,5人の少人数指導であったとしても学力差があったら教えられないという考えです。特に数学は無理です。生徒によって解くスピードが違うと、早く終わる子は退屈し、遅い子はいくら待ってあげても終わりません。そんな授業では進むペースが必ず落ちます。

その子に合った学習・授業であったとしてもなかなか成績が上がらないこともあります。
その原因は、”与えられたことをやらない”ということと”取りこぼしが数年単位に及んでいる”ということです。
塾講師は魔法使いではありません。指示したことをしない子の成績まで上げることはできません。それができてしまったら言うことを聞いて頑張っている子が報われません。

しかし、もちろんやる気がない、やってくれない子でも、声をかけて粘り強く指導します。それでも言うことを聞いてくれない場合は保護者様にも相談します。

取りこぼしが数年単位に及んでいるというのは、例えば、中学生で、1kmが何mか言えなかったり、円周の公式が言えなかったり、もっと言えば足し算・引き算で間違えまくったり、小学校で習う漢字が全然書けなかったりという場合です。

こういう場合、周りと同じぐらいしか勉強をしてくれなかったら平均点を取らせることも非常に難しくなります。

もちろんこのような場合でも、長期的視野を持ち粘り強くやっていきます。指示したことをしっかりとやってくれたら少しずつできるようになります。ですが、その途中段階で、稀ではありますが「塾に通わせているのに伸びていません。」と言われてしまうこともあります。

10/10(土)

点数の上げ方

この土日は上ヶ原、平木のテスト前です。みんな黙々と頑張っています。数年前は自習に来ても友達に会いにくるのが目的みたいな子もいましたが意識が高まってきていますね。


今日は少し根本的なお話をします。
塾に初めて来る方などに特に言われるのですが、「分からない問題があるから前に進めない。分からない問題を教えてほしい。」

確かに講師は教える仕事です。質問してくれたら答えることはできます。でももっと大切なことはその一問の解説などではなく、その子に合ったレベルの問題を提示してあげることです。

学力のベースがある子に対して分からない問題だけを教えてあげることは非常に有効です。そういう子に対しての個別指導は無駄がなくとてもよい指導スタイルとなります。費用は少し高くなりますが高3に対してなどは1対1指導が合います。

でもベースがなく基礎ができていない子に、分からない問題を教えてあげても、絶対に自力で解けるようにはなりません。次の日には忘れています。

ですからその一問を教えてあげることではなく、どこから勉強し直さなければならないかを示し、長期的視野にたってじっくりと時間をかけて取り組ませることが大切になります。


よく保護者様はテストの点数を見て現状を把握されます。それしか判断材料がないので仕方のないことです。

しかし実際に教える立場にいると、その子が何点取ってくるかはだいたい想像がつきます。だからよい点数だったとしてもあまり褒めることはありません。その時は保護者様が褒めてあげてください。100点を取ってきたらさすがに褒めますし、私自身が指導していない子がいい点を取ってきたら褒めます。想定通り取ってきてくれたということで安心はしますが、それよりも普段の取り組み方が変わったりしたら褒めます。取り組み方が変われば自然と点数にも反映されます。

中には普段の出来はいいのにテストになると取れないという子もいます。ですがそういう子はまれです。テストになると点数が取れない子は実践力を鍛える必要があるのですが、その時間を週一回80分の授業で取ることは難しいです。ですから、普段の授業で基礎を押さえた上で講習の期間を使ってその子に合わせた補強を行っております。

英語・数学・国語は短期的にどうにかできる科目ではありません。数学の計算だけならまだ伸ばしやすいですが、常に90点や80点を取っている子に追いつくには、その子に必要なことだけに絞って無駄なく指導していく必要があります。それは塾講師にしかできない仕事です。


点数が上がらない要因として
●数年前からの学習内容に取りこぼしや覚えていないことがある
●勉強時間が少ない
●集中力がなく解くスピードが遅い
●学校の授業についていけないからやる気が出ない
●ただ机に向かうだけのような無意識的な勉強をしている
●何から手を付ければいいか分からない


分からない問題を教えることよりもこれらのことを一つずつ改善していくことが、成績を上げるためには重要なことです。

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