1/28(火)
地頭
今年の中三生をみさせていただいて、地頭(じあたま)という言葉が頭に浮かんできました。その人本来の頭の良さというものでしょうか。今まで、「どのレベルの子でも成績を上げる」という理念のもとやってきましたので地頭という言葉を使ったことがありませんし、使いたくありませんでした。
実際、今までで一番伸びたのは3年前鳴尾に行った子です。うちに来る前は5計100点もありませんでした。しかし、努力の末、鳴尾高校に合格し(内申書は4が1つであとは全部3でした。)、そこでもトップレベルの成績を取るまでになりました。数学で学年1位も取りました。また、同じ3年前に成績は5計400点あるかないかぐらいだった子が中3で入塾した途端、ぐんぐん上昇し、市立西宮東の数理科学科に合格し、現在医学部受験に向けて頑張っております。ちなみに親は医者ではありません。速報ですが、うちで受講していたセンター物理の結果は91点でした。
2人には失礼かもしれませんが、この2人の地頭がよいとは思っていません。ただ私が感動するぐらいの努力をしてくれました。だから私は、基本的にはまっとうな努力を続ければ報われるという考え方です。
ですが、今年はたいしてやっているようには見えないのに急激に成績を伸ばしている子がいます。本当に頭がいいなと思いますし、本気になればどこまで伸びるのだろうと思います。
こんな子に出会うと、地頭というものを認めざるを得ないのかなという考えが私の中でよぎりました。
学力は遺伝も影響するし、幼い頃からのしつけや教育にも左右されます。しかし、どのタイミングであれその子に合わせた指導をすれば伸びるという確信は得ています。
しかし、今までろくに勉強してこずに「2」ばかりだった子が、1年もしないうちに5計450点を超えるようになるとは想像ができませんでした。それだけの努力をすれば伸びるのかもしれませんが、そうは見えませんし、正直、そこまでうちの指導が影響しているとも思えません。でもその子を見ていて学習へのヒントが得られます。
それは、一度学習したことを忘れないということです。もちろん人間は忘れる生き物ですし、その子が何でもかんでも覚えているというわけではありません。でも記憶力が抜群によいのは確かです。何回もやらないと身につかない子と1回やれば身についてしまう子では伸び方が違うのは明らかです。ではなぜ覚えていられるのか?ということですが、「頭がいいから」と言ってしまっては元も子もないので考察してみます。
一つは「覚えるときに感情が動いていること」です。その子の「分かった。」には実感がこもっています。私も「あぁこの子は本当に分かったんだな。」と思います。感情が動いているときの記憶は長く続くものではないでしょうか。
もう一つは「覚えていないという状態を放置しない。」ということです。1回では理解できないこともあります。そのうち忘れてしまうこともあります。でもそれを放置せずにしっかりやり直しをしているのです。
多くの子はこれができていません。何回やれば身に付くかは人によります。5回やらなければ身につかない子は5回やらなければなりません。でもそれをしません。そりゃそうです。誰もそんなにしないからです。でも5回しなきゃ身につかないのであればしなければいけません。しなければせっかく教えた内容を完全に忘れてしまい、もう1回、一から教え直しということになります。人によっていつ身に付くかは個人差がありますがめんどくさがらずにやってくれれば伸びます。1回で身につく子もいるのに自分は何回もしなきゃいけない・・・。でもそこは地頭が違うんだと割り切らなければしょうがありません。前述の医学部志望の子はまさにそんな子です。よく、「あいつ頭よすぎるわ~」とか、「こいつには勝てんわ~」とかぼやきながらも彼なりに努力を続けていました。
ちなみに「わかった。」に実感がこもっていたのは前述の鳴尾に行った子です。この子は分からなければ絶対に分かったとは言いませんでした。首を縦に振ってくれないので何度も説明しました。でも分かったと言ったときには本当に分かっていて、同じ間違えを何回も繰り返すことは少なかったです。
人の能力には個人差があります。「なんであの子はあんなに頭がいいんだろう。」「がんばってるのになんでこんな点しかとれないんだろう。」と思うこともあるでしょう。でも比較してもしょうがありません。時間がどれだけかかろうと、身についた分はしっかり点数にも反映されます。もういいやとあきらめてしまったら伸びません。一人一人に必要なことは与えていきますのでそれを地道に身につけていっていただけたらと思います。
1/13(月)
明けましておめでとうございます
もう1月も中旬ですね。この日記をこれだけ更新していないのは初めてかもしれません。今年は例年以上に明けた気がしない新年を迎えてしまいました。年をとるとだんだんそうなってしまうのでしょうか。もうちょっと、改まった気持ちになりたかったのですが、そうなりませんでした。
改まった気持ちにならなかったのは、塾の仕事に多少なりとも慣れてきたからでしょうか。でも、この慣れというのは怖いものでいつ何が起こるか分かりません。常に新鮮な気持ちを持って取り組んでいきたいと思っております。
年明けからあまりゆっくりできず体調を崩してしまい、ようやく調子が戻ってきたところです。毎年行っているえべっさんには昨日行きました。もう終わっていたのでビックリするぐらい人がいませんでした。2日前に体調不良を押して行ったときは入場制限がかかるぐらいたくさんの人で、中に入ることができずに帰らざるを得ませんでした。とにかく拝むことができたのでよかったです。
今日のお昼は王将へ・・・、と思ったら昼過ぎの時間にもかかわらず人がいっぱいで、仕方がないからめったに行かない近くのパン屋さんに行きました。そしたら「先生!」と声をかけられました。そこには去年、卒業したOさんがいました。まさか、ここでアルバイトをしているとは。約1年ぶりに会えてうれしかったです。レジをしている間だけでしたがお話しました。主に弟のことについて(笑)王将に入っていたら会えていなかったので、こんな偶然もあるんですね。
入試に関してですが・・・。もう差し迫ってます。目の色が変わってきた子もいますがそうでない子もいます。人それぞれ目標が違うし、現状と目標との差がある子ほどやらなければいけません。でも私の目からはそうは見えません。一番頑張っていなきゃいけない子がそこまで頑張っていません。あくまで私が見える範囲でですが。昨年の受験生にくらべ、もともと全体的にまじめで成績もそれなりにありました。でも、一番大事なこの時期に悔いを残さないように頑張らないと、どんな結果になるかは分かりません。経過がどうあれ結局は最後にしっかり入試対策ができた人が勝ちます。もう合格ラインに達している子に流されずに、自分を律して頑張ってほしいです。
はっきりとやらなければならないことは提示しているつもりです。これからは言われたことを最優先でこなしていっていただきたいです。そうすればまだまだ伸びます。今年こそ、全員第一志望校合格を達成したいと本気で思っております。
